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日本の二大都市圏(東京と大阪)におけるメタン排出源の研究(令和 4年度)
Characterizing urban methane sources in the two Japanese megacities: Tokyo and Osaka

予算区分
環境防衛基金(EDF)受託業務
研究課題コード
2223ZZ001
開始/終了年度
2022~2023年
キーワード(日本語)
メタン,都市,移動観測
キーワード(英語)
Methane,City,Mobile measurement

研究概要

今後の温室効果ガス削減の鍵となる都市域の人為メタン排出源の分布や強度の把握のため、日本の代表的な大都市である東京と大阪において、メタンとエタン濃度の車載観測とサイト観測からメタンの発生源の特徴や分布を明らかにする。このような詳細な排出源分布は、排出量削減策の立案に貢献する重要な情報となる。特にメタンとエタンの同時データ解析は、都市域における化石燃料関連の排出の寄与を推定するために有効であり、今回の観測研究は各都市の排出インベントリの検証に貢献できる。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

メタン・エタン濃度計を自動車に搭載して経路上での濃度データを取得する移動観測を行うにあたり、移動観測のための装置設計や観測試験を行う。また、都市域のメタン排出源の分布を想定して走行ルートの検討を行う。その後、東京および大阪の二都市において、集中的に車載観測を実施する。観測データを解析し、高濃度地域の特定など、メタン排出源の分布を明らかにする。さらに、各都市の濃度・フラックス観測サイト1地点ずつにメタン・エタン濃度計を設置して観測を開始する。

今年度の研究概要

今年度は、移動観測のための装置設計や観測試験を実施する。また、都市域のメタン排出源の分布に関する情報を収集し、走行ルートの検討を行う。

外部との連携

大阪公立大学(植山雅仁准教授)

課題代表者

梅澤 拓

  • 地球システム領域
  • 主任研究員
  • 博士(理学)
  • 理学 ,地学,物理学
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担当者