- 予算区分
- AQ センター調査研究
- 研究課題コード
- 1212AQ008
- 開始/終了年度
- 2012~2012年
- キーワード(日本語)
- モデル比較,大気汚染物質
- キーワード(英語)
- Model intercomparison, air pollution
研究概要
アジアの大気汚染は深刻なため, アジアでの褐色雲プロジェクト/国連環境計画(UNEP/ABC-Asia)が立ち上がっており, 複数のモデルと観測結果を融合することで, より良いモデル結果を健康影響評価に用いる必要がある. しかし, その研究費用が限られており, 研究に必要な環境が十分に整っていない. そこで当該研究として, アジア域を対象にした10程度の異なる大気汚染物質を予報するモデル結果を収集し, モデル相互比較を行うことで, アジアにおけるモデル不確実性を見積もる. また多岐に渡る観測網と, 異なる複数の物理量を同時に比較することで, 通常行われている限定された比較とは一線を画し, 充実したモデル−観測の相互比較を行い, モデル精度向上を目指す.
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:基礎科学研究
全体計画
UNEP/ABC-Asiaの協力も得て, 10カ国の研究機関, 20人のモデリング研究者によって計算された10程度の全球・領域型モデル結果(当該研究代表者のモデルも含まれる)を収集する. また観測データは, ABC観測網やEANETといった質量観測, AERONETやSKYNETといった光学量地上観測, 衛星観測, ライダー観測などを含め, ソウル国立大学で整備・収集され, 緊密な連携の下でデータのやりとりを行う。また解析は、対象物質としては, エアロゾル, 短寿命気体, 地表面への影響評価として乾性沈着量, 気候影響評価としての放射強制力, 気象場などを考えており, 比較方法は水平分布・鉛直分布・時系列変化に注目することで, モデル不確実性を算出する.
今年度の研究概要
UNEP/ABC-Asiaの協力も得て, 10カ国の研究機関, 20人のモデリング研究者によって計算された10程度の全球・領域型モデル結果(当該研究代表者のモデルも含まれる)を収集する. また観測データは, ABC観測網やEANETといった質量観測, AERONETやSKYNETといった光学量地上観測, 衛星観測, ライダー観測などを含め, ソウル国立大学で整備・収集され, 緊密な連携の下でデータのやりとりを行う。また解析は、対象物質としては, エアロゾル, 短寿命気体, 地表面への影響評価として乾性沈着量, 気候影響評価としての放射強制力, 気象場などを考えており, 比較方法は水平分布・鉛直分布・時系列変化に注目することで, モデル不確実性を算出する.
外部との連携
ソウル国立大学、東京大学大気海洋研究所とは連携して研究を行う。
- 関連する研究課題
- 0 : 地域環境研究分野における研究課題
課題代表者
五藤 大輔
- 地域環境保全領域
大気モデリング研究室 - 主幹研究員
- 博士(理学)
- 化学,物理学