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2018年3月30日

国立環境研究所における
「スモッグチャンバーを活用した化学反応プロセスの解明に関する研究」のあゆみ

国立環境研究所では、大気中の光化学オキシダントやPM2.5に関する研究を行っています。ここでは、その中から、スモッグチャンバーを活用した化学反応プロセスの解明に関するものについて、そのあゆみを紹介します。

年度 課題名
2001 ~ 2003 有機エアロゾル生成に係わる大気化学反応*1
2001 ~ 2003 大気中微量気体の循環機構解明のためのラジカル反応速度の精密化*1
2004 高速液体クロマトグラフ-質量分析法を用いたトルエンからの光化学エアロゾル生成の反応メカニズムの検討
2005 ~ 2007 植物起源炭化水素の大気酸化機構がエアロゾル生成能や雲凝縮核特性に及ぼす影響*1
2006 ~ 2007 イソプレンを含むジアルケン炭化水素類の光酸化で生成する二次有機粒子組成*1
2009 ~ 2011 二次生成有機エアロゾルの環境動態と毒性に関する研究
2009 ~ 2011 芳香族炭化水素の光酸化で生じる二次有機エアロゾルのエイジングに関する室内研究*1
2009 ~ 2013 レーザー分光法による都市の大気質診断とオキシダント制御に関する研究*1
2012 ~ 2014 都市大気における粒子状物質削減のための動態解明と化学組成分析に基づく毒性・健康影響の評価
2013 ~ 2015 生物起源有機物の光酸化で生じる粒子状有機硝酸塩の水溶液相反応過程の解明*1
2013 ~ 2015 5-1301光化学オキシダント生成に関わる未計測VOCの探索*2
2014 ~ 2016 5-1408 PM2.5予測精度向上のためのモデル・発生源データの改良とエアロゾル揮発特性の評価*2
2015 ~ 2017 大気中に放散される有機アミン類の大気質影響評価のための大気反応モデルの構築*1
2016 ~ 2020 PM2.5など大気汚染の実態解明と毒性・健康影響に関する研究プロジェクト
2016 ~ 2020 新規測定法によるHOxサイクルの精密解析とオキシダント・エアロゾル研究の新展開*1
2017 ~ 2019 大気中の有機粒子の各種毒性に対する発生源別寄与の解明
2017 ~ 2019 実時間分析法による植物起源二次有機エアロゾルの生成・変質過程の解明*1

*1 文部科学省(日本学術振興会)科学研究費補助金
*2 環境省 環境研究総合推進費

本号で紹介した研究は、以下の機関、スタッフにより実施されました(所属は当時、敬称略、順不同)。

研究担当者

  • 国立環境研究所
    今村隆史、佐藤圭、猪俣敏、藤谷雄二、森野悠、高見昭憲、伏見暁洋、田邊潔、古山昭子、畠山史郎、酒巻史郎、近藤美則、平野靖史郎、中島大介、伊藤智彦、鈴木剛、江波進一、Jia-Hua Xing、磯崎輔、加藤吉康、瀬田孝将、内田里沙、Sathiyamuruthi Ramasamy
  • 京都大学
    梶井克純、坂本陽介、河野七瀬、中川真秀
  • 名古屋大学
    松見豊、中山智喜、成川正広
  • 首都大学東京
    加藤俊吾
  • 東京農工大学
    中嶋吉弘
  • 神戸大学
    中川和道
  • 北海道大学
    宮崎雄三