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2000年6月5日

自然風景地の利用調査法

国立環境研究所研究報告 R-155-2000

自然風景地の利用調査法
R-155-2000 [5.4MB]

 自然風景地の利用調査に関する研究は少なく,調査結果を相互に比較できるような学術的な知見すら存在しない。そこで,自然風景地のレクリェーション利用に関する今までの調査を,整理してまとめた。主な内容は (1)国を代表するような風景地の利用把握の現状 (2)都道府県レベルの都市公園の利用調査の現状 (3)現場における利用行動の調査方法 (4)日本における風景地利用の歴史的変遷 (5)風景地の利用の国際比較を目指した調査である。また参考資料では,スイスにおける景観評価調査,英国のレジャー研究センターの国立公園の利用調査,ウィーン市で行われたキルヒナー氏の研究,日光国立公園の尾瀬における登山者の自動観測,東京都の公園調査,小石川後楽園における地図を用いた利用調査,上高地における被験者による観察調査,ドイツにおける歩行活動の3つの異なった概念,中国での頤園における公園利用調査,韓国での慶北永川稚山における自然公園の利用調査を紹介した。