ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

参考資料3 平成15年度の省エネ対策について

平成15年6月


研究所の平成14年度エネルギー消費量が12年度比・床面積当たり3%の増加になったこと、特に今夏は広域的な電力不足も予想されること等を踏まえ、平成15年度は、次のように省エネ対策を推進することとする。

1. 大型施設等の計画的運転停止の追加実施

各ユニット等の協力を得て、大型施設等の計画的運転停止を〔 別紙1 〕のとおり実施する。

なお、各棟・施設の自主的判断による追加的措置の実施を期待する。

2. 冷暖房の合理化

今年度の冷暖房は、次の方針により合理化を図る。ただし、電力供給不足の緊急時の対応は下記3. による。

2-1 夏季の冷房

(1)冷房実施の目標
 夏季の冷房は、午前8時~午後8時の間、室温を28℃に維持することを目標とする。
(2)エネセン及び各棟の取組
 上記の冷房目標を達成するため、エネルギーセンター(エネセン)において空調機の運転を行うとともに、各棟ごとにファンコイルユニット(FCU)の管理を次のように行う。

  1. 各室でFCUの温度設定ができる棟〔 別紙2、*1欄の9棟 〕では、設定温度を必ず28℃にする。
    また、午後8時(それ以前に職員が退所する場合は退所時)~午前8時の間は、各室の職員がFCUのスイッチを切るようにする。

  2. エネセンがFCUの電源管理をしている棟((1)以外の19棟)では、エネセンが各棟の室温を監視しつつ、電源操作を行う。

2-2 冬季の暖房

(1)暖房実施の目標
 冬季の暖房は、午前8時~午後8時の間、室温を19℃に維持することを目標とする。
(2)エネセン及び各棟の取組
 上記の暖房目標を達成するため、2-1(2)に準じて取組を行う。

2-3 冷暖房に関する総務部の配慮

  1. 通常の勤務時間内に室温が目標温度を満たせない場合は、施設課・共通施設係(内線2328)で指摘・苦情を受け付け、可能な範囲で、対応に努める。
  2. 実験業務が深夜に及ぶなど特別の必要がある場合には、その業務の代表者の申し出により、冷暖房時間の配慮を行う。
  3. 恒温室など特殊空調系の施設は、従来どおりの室温管理とする。

3. 電力不足への対応

今夏の電力高需要時における電力不足問題に対応するため、1)7~9月は、消費電力を常に5,000KW(契約電力)以下に抑えること、2)電力不足の緊急時には、更に500KW(契約電力の10%)削減し、4,500KW以下に抑えることを目標に、以下の対策を行う。

  • (1)消費電力を常に5,000KW以下に抑えるため、
    1. 大型施設等の計画的運転停止を、前記1. により実施。
      *(2)の緊急時に備え、研究機器の稼働を極力13~17時から他の時間帯に変更することを推奨する。
    2. 夏季冷房の合理化(目標28℃)を、2-1により実施。
    3. 全職員のパソコンは省エネモードに設定し、使わない時はこまめに電源を切る。
    4. 昼間の執務室照明は2/3以下、廊下等は1/3以下に。
      なお、消費電力が5,000KWを超えた日は、その旨をイントラ等で所内に周知し、節電協力を呼びかける。
  • (2)電力不足の緊急時には、4,500KW以下に抑えるため、電力会社からの連絡により、速やかに所内放送により「強力節電」を呼びかけ、
    1. 業務上不可欠でない研究機器、パソコンは停止。
    2. 執務室の照明は1/3以下に。
    3. エレベータは使用しない。
    4. 恒温室など特殊空調系を除き空調機を停止、更に必要があればファンコイルユニットを停止。

4. その他の取組

(1)所内エネルギー情報の公表

所の毎月のエネルギー消費状況を把握し、ユニット長会議・運営協議会に報告する等、各棟・施設での自主的・積極的な省エネ努力を呼びかける。

(2)更なる省エネ対策の検討など

  1. 昨年改定の省エネ計画で認められた省エネ装置の導入、冷温熱源流量計・積算電力計の設置を進め、できるだけ早期に省エネ診断を受ける。
  2. これらの結果も踏まえつつ、更なる省エネ対策の検討を行う。