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高頻度衛星観測によるヒートアイランド対策の広域直接評価に関する先駆的研究(平成 16年度)
A frontier study on the direct assessment of anti-heat island measures using frequent satellite obserbation

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0304AF588
開始/終了年度
2003~2004年
キーワード(日本語)
ヒートアイランド,熱赤外リモートセンシング,地表面温度,被雲率,都市環境,緑化,省エネ
キーワード(英語)
HEAT ISLAND,THERMAL INFRARED REMOTE SENSING,LAND SURFACE TEMPERATURE,FRACTIONAL CLOUD COVER,URBAN ENVIRONMENT,GREENING,ENERGY CONSUMPTION REDUCTION

研究概要

今後立案/実施が進められるであろう各種都市ヒートアイランド対策の効果を広域で直接評価するために必要な、都市域の日毎放射収支を広域に渡って推定する手法の確立を目指す。そのために本研究では、複数の地球観測衛星による都市域の高頻度観測データ利用法の開発と、各種地上データを用いたその検証を行う。

全体計画

テストサイトにおいて夏季の晴天日の衛星データを収集し、データベース化する。さらに収集したデータに対し、輝度校正/大気補正処理を適用して、地表面上向き放射輝度、地表面アルベド、地表面温度を算出する(平成15年度)。前年度に収集したデータより、時刻別被雲率を算出する。算出した各種パラメータより長波・短波の正味放射量及び放射収支を求め、その精度を地上データとの比較により検証する。さらに放射収支等と緑被率等ヒートアイランド対策に関連する都市環境パラメータの比較を通して,「衛星高頻度観測によるヒートアイランド対策の広域直接評価」が可能であるか検討する(平成16年度)。

今年度の研究概要

前年度に収集した2003年8月24~25日の東京及びその近郊地域の衛星/気象データをもとに時刻別被雲率,長波・短波の正味放射量,放射収支を求め、その精度を地上データとの比較により検証する。さらに放射収支等と各種都市環境パラメータの比較により,「衛星高頻度観測によるヒートアイランド対策の広域直接評価」が可能であるか検討する.

課題代表者

松永 恒雄

  • 地球システム領域
    衛星観測センター
  • センター長
  • 博士 (工学)
  • 工学
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