ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

東アジアの流域圏における生態系機能のモデル化と持続可能な環境管理プロジェクト
(4) 沿岸域環境総合管理に関する研究(平成 17年度)
Research project on integrated environmental management aided by modelling of eco-system functions through the basin in East Asia(4) Studies on the environmental management in coastal zones

予算区分
AA 重点特別
研究課題コード
0105AA272
開始/終了年度
2001~2005年
キーワード(日本語)
沿岸,海域生態系,修復技術,環境影響評価,底生生物
キーワード(英語)
COASTAL ZONE,MARINE ECOSYSTEM,RESTORATION,ENVIRONMENTAL IMPACT ASSESSMENT,BENTHIC ANIMALS

研究概要

沿岸域は、原油・汚濁物質等による沿岸生態系への被害や、埋め立て等による環境の破壊など、人間活動の影響を大きく受けてきた。こうした環境影響の軽減と沿岸域環境の修復方策の効果の検討のため、沿岸域環境の変動予測モデルを開発し、沿岸域環境管理手法を整備する。14年度:底生生態系の維持機構に基づき、国内を対象とした生態系影響評価手法を開発する。15年度:沿岸域の浮遊・底生生態系の相互関係に基づく沿岸域生態系修復技術を検討する。16年度:沿岸域開発による、浮遊・底生生態系への影響、および生物の応答をモデル化する。17年度:開発、修復技術等による生態系影響評価に基づく沿岸域環境管理指針を与える。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

14年度:沿岸域生態系機能の評価軸を設定し、これに基づく影響評価手法を検討する。15年度:浮遊・底生生態系の相互関係を明らかにするための現場調査を行なう。降雨後の増水や下水越流水が東京湾環境に与える影響を調査する。16年度:浮遊・底生生態系に関する数理モデルに必要な要素パラメータの取得調査を行なう。17年度:生態系変動予測モデルを構築し、影響評価手法と合わせて、過去の事例を検証する。

今年度の研究概要

自然に近い状態の海岸と修復技術の適用海岸において現地調査を実施する。実験系での物質循環の測定結果と、現地調査による底生生物の存在量に基づき、現場における物質循環を推定する。さらに,現場の一次生産を基点とした炭素、酸素等の物質循環を調査する。

課題代表者

木幡 邦男

担当者

  • 越川 海地域環境保全領域
  • portrait
    牧 秀明地域環境保全領域
  • 中村 泰男
  • 樋渡 武彦
  • 須賀 伸介
  • portrait
    矢部 徹生物多様性領域
  • 今井 章雄