- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 0105AE176
- 開始/終了年度
- 2001~2005年
- キーワード(日本語)
- 内分泌かく乱化学物質,淡水無脊椎動物,繁殖
- キーワード(英語)
- ENDOCRINE DISRUPTER,FRESHWATER INVERTEBRATES,REPRODUCTIVE EFFECTS
研究概要
淡水無脊椎動物の繁殖に対する内分泌かく乱化学物質の影響を把握するために、水温や密度条件などの生態的要因を変えることでいかなる影響を及ぼすかを明らかにすることを目的とする。そのために本研究ではチカイエカ実験個体群を用いた研究を行い、淡水無脊椎動物の繁殖に対する内分泌かく乱化学物質の影響解明に資することを目標とする。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
チカイエカ実験個体群の継代飼育法の検討を行う(13年度)。チカイエカ孵化幼虫に高温(30℃)ならびに低温(15℃)条件下で内分泌かく乱化学物質を暴露して、幼虫の死亡、性比、産卵などの繁殖に及ぼす影響を明らかにする(14〜15年度)。チカイエカ孵化幼虫に高密度(2〜4倍)条件下で内分泌かく乱化学物質を暴露して、同様に繁殖に及ぼす影響を明らかにする(16〜17年度)。
今年度の研究概要
チカイエカ孵化幼虫に高密度(2〜4倍)条件下でノニルフェノールなどの内分泌かく乱化学物質を暴露して、羽化成虫の性比、産卵など繁殖に及ぼす影響を明らかにする。
備考
共同研究者:佐藤彰,渡邉泉(東京農工大学)
課題代表者
多田 満
- 生物多様性領域
- シニア研究員
- 博士(農学)
- 生物学,文学,農学