- 予算区分
- AE 経常
- 研究課題コード
- 0105AE110
- 開始/終了年度
- 2001~2005年
- キーワード(日本語)
- フミン物質,微量金属,錯化,鉄
- キーワード(英語)
- AQUATIC HUMIC SUBSTANCES,TRACE METAL,COMPLEXATION,IRON
研究概要
溶存フミン物質は自然水中の溶存有機物の30%-80%を占める。フミン物質は鉄等の微量必須金属と安定な錯体を形成し、その存在状態に大きな影響を与える。金属の存在状態は生物利用可能性と密接に関係しているため、鉄等の金属とフミン物質との錯化反応を定量化する必要がある。本研究ではその手法の開発を目指す。湖水・河川水中の溶存有機態鉄濃度を測定する。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:
全体計画
溶存フミン物質と鉄等の金属イオンとの錯化反応における安定度定数と錯化容量を電気化学的手法(adsorptive cathodic stripping voltammetric method)により測定する手法を開発する。
今年度の研究概要
濃縮吸着ボルタンメトリー法によって,湖水,河川水および様々なDOM発生源水を対象として,フミン物質および非フミン物質(親水性DOM)と鉄の錯化反応における安定度定数と錯化容量を決定する。フミン物質と非フミン物質のどちらが鉄と結合しやすいかを評価する。