ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

車道走行中の大気汚染曝露評価に関する基礎的検討(平成 17年度)
Basic study on the air pollution exposure during traveling on the road

予算区分
AE 経常
研究課題コード
0505AE526
開始/終了年度
2005~2005年
キーワード(日本語)
大気汚染, PM2.5, 個人曝露, 運転者, 健康影響
キーワード(英語)
AIR POLLUTION, PM2.5, PERSONAL EXPOSURE, DRIVER, HEALTH EFFECTS

研究概要

途上国においては、自動車の急速な普及で深刻な大気汚染問題を抱えている都市が多い。こうした自動車排ガスの高濃度曝露の影響は特に車道上に長時間居る運転者に最も現れると思われるが、その曝露実態については分かっていない。本課題では、我が国及び途上国における大都市走行時の大気濃度とタクシー運転手などの曝露濃度レベルが沿道などにおける測定濃度に比べどのくらい高濃度であるのかを明らかにするため、微小粒子状物質(PM)濃度などの測定法を確立する。また、車道走行中の大気汚染濃度と沿道測定値との関係、運転や沿道作業者などの曝露評価を目的とした大規模調査実施の基礎的条件を明らかにする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

はじめに国内でPM等のサンプリング方法の検討を行う。次に海外での大規模な実施方法を作成するための基礎調査として、タクシー会社の協力が得られる中国遼寧省瀋陽市内のタクシー運転手(非喫煙)の車内(運転席)、車外にPM2.5個人サンプラー等を設置し、非暖房期(夏季)と暖房期(冬季)の通常の日中勤務時(ただし乗客には禁煙を依頼)の濃度及び成分を測定する。(5台×8時間程度×5回程度の測定を予定。)同時に、PM濃度の経時モニター、CO濃度計、NOx測定器などを設置したタクシーで市内幹線道路を走行し、濃度変化とPM(及びその成分)以外に測定すべき項目があるか検討する。また、運転手の乗車前後のピークフローを測定し、健康影響指標の可能性を検討する。

今年度の研究概要

(全体計画に同じ)

備考

外国共同研究機関:中国瀋陽市疾病預防控制中心

課題代表者

田村 憲治

担当者

  • 小野 雅司
  • 近藤 美則地域環境保全領域
  • 長谷川 就一