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In vivo神経活動イメージングによる化学物質の脳に及ぼす影響評価法の確立(平成 17年度)
In vivo imaging of neuronal activity for estimating effects of environmental chemical pollutants on the brain

予算区分
AF 奨励
研究課題コード
0505AF802
開始/終了年度
2005~2005年
キーワード(日本語)
光計測, 記憶, 学習, 神経活動, 海馬
キーワード(英語)
OPTICAL RECORDING, MEMORY, LEARNING, NEURONAL ACTIVITY, HIPPOCAMPUS

研究概要

揮発性化学物質や内分泌かく乱物質など環境中化学物質は脳に対して直接的もしくは感覚受容器や免疫・内分泌系を介して間接的に影響をあたえる。特に、思考・記憶・学習などの高次脳機能への負の影響は精神の不安定化や社会適応性の低下に繋がる恐れがあり、高次脳機能に及ぼす化学物質の影響評価は重要である。この影響は行動解析によって評価することもできるが、化学物質の脳内毒性の原因解明を念頭におけば、脳内の神経活動を捉えて化学物質の作用を検証する必要がある。そこで本研究は、神経活動をイメージングして高次脳機能に及ぼす化学物質の影響評価法を確立することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

神経活動を捉えるための光計測法の至適条件を検討する。その後、様々な条件下における海馬の神経活動変化を同法により調べる。

今年度の研究概要

脳内の海馬と呼ばれる領域は、記憶・学習機能に深く関与していることが知られている。そこで、海馬の神経活動を光計測法によって捉える研究をおこなう。膜電位感受性色素でマウスの海馬を染色し、光計測装置により海馬内の神経活動を蛍光シグナルとして検出・記録する。その後、記録画像を解析して、海馬の神経活動変化を検証する。

課題代表者

塚原 伸治

担当者