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下水道ネットワークを対象とした温暖化適応評価に関する予備的検討(平成 21年度)
Preliminary study on adaptation to climate change for sewage network system

予算区分
AI 研究調整費
研究課題コード
0909AI002
開始/終了年度
2009~2009年
キーワード(日本語)
地球温暖化,洪水氾濫,分布型流出モデル
キーワード(英語)
climte change, flood, distributed runoff model

研究概要

温暖化による影響は顕在化しており,世界全体で温室効果ガスの排出削減を行う緩和策に取り組むことは必須であるが,今後数十年間にわたって温暖化の進行が避けられない以上,悪影響を軽減するための適応策の導入も検討しなくてはならず,科学的知見を集積する必要性が急増している.本研究では,具体的な適応策の定量的な効果を評価するために,実際の下水道システム(東京都内神田川流域)を対象とした分析を行い、様々な具体的適応策の効果の比較検討を試みることで、経済評価への展開を検討する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

実流域の実際に敷設されている下水道ネットワークをモデル化し、雨水流出シミュレーションを実施する。これにより、様々な具体的適応策の効果の比較検討を可能とすることで、科学的知見の集積を図る。併せて、都市下水道ネットワークが抱える水質問題(合流式下水道越流水問題)や経済評価への研究展開を予備的検討する.

今年度の研究概要

?神田川流域を対象とし,実際の下水道ネットワークデータベースを構築,?下水道ネットワークでの水理特性を考慮した分布型流出モデルを用いた雨水流出シミュレーションの実施,?将来の気候シナリオを準備し,その条件下での都市下水道ネットワークが抱えている浸水被害に対する、適応策の有無別や適応オプション別効果の定量的分析,を試みる.

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

林 誠二

  • 福島地域協働研究拠点
  • 研究グループ長
  • 博士(工学)
  • 土木工学,林学
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担当者