有機フッ素化合物の環境汚染実態と排出源について（平成 21年度）
Investigation on pollution status and source identification of fluorinated surfactants

研究概要

ストックホルム条約への追加が決定されたPFOS等のフッ素系界面活性剤の環境レベルの効率的な削減に貢献するため、これらによる国内汚染実態を把握し、その主要な発生源に関する探索を各自治体の環境関連機関と共同で推進する。

研究の性格

• 主たるもの：モニタリング・研究基盤整備
• 従たるもの：行政支援調査・研究

全体計画

地環研と協力しながら、１）分析手法に関する情報交換と手法の整備並びに精度管理手法の確立、２）各地の汚染実態解明に関する共同研究推進、を進め、全国汚染レベルマップを作成する。

今年度の研究概要

分析法並びに汚染事態に関する情報交換を進め情報の共有化を図るために、１）関連学会開催時に参加者同士での情報交換、共有作業を進める、２）全体会議を開催して参加機関全体での統一を図る。また、精度管理用の共通分析試料の作成、配付を行って結果をまとめる。さらに、地環研の中で近隣の地環研と協力して分析等進められる可能性のある機関を訪問し、効率的な共同研究推進体制の確立に努めるとともに、これまでに見つかっているホットスポットの情報を共有して汚染実態調査の推進と発生源探索作業を進める。