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韓国〜対馬海峡域に分布する塊状サンゴ骨格を用いた環境変動解析(平成 21年度)
Analysis of environmental changes with mid-latitude massive coral skeletons in
the Korea and Tsushima Straight region

予算区分
LA 共同研究
研究課題コード
0911LA002
開始/終了年度
2009~2011年
キーワード(日本語)
サンゴ,温暖化
キーワード(英語)
coral, global warming

研究概要

現生および化石キクメイシ科のサンゴを用いて、千年〜百年の時間スケールで韓国〜対馬海峡地域の環境変動を広域・高精度かつ高時間分解能で復元する。韓国・日本両方から古環境の専門家が新たに共同研究に参加し、得られた結果を既存の鍾乳石や深海底コアの記録と比較・統合する。さらに、現在までにキクメイシのサンプルを得た地域(長崎県、鹿児島県)に加え、韓国でのキクメイシの探索と採取を共同で継続して行い、日本〜韓国にかけての対馬暖流域全域における環境変動の復元を目指す。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

現生および化石キクメイシ科のサンゴを用いて、千年〜百年の時間スケールで当該地域の環境変動を広域・高精度かつ高時間分解能で復元する。2009年度はサンゴの探索を行い、現在までに取得したキクメイシサンプルの分析を行う。2010年度は分析を完了し、結果に関してサンゴ以外から得られる古環境情報との比較を行う。2011年度は成果のまとめのワークショップを開催する。

今年度の研究概要

本年度は、韓国及び日本国内でのサンゴ探索を継続するとともに、現在までに取得したキクメイシサンプルの分析を行い、結果に関してサンゴ以外から得られる古環境情報との比較を行う。また、年輪分析の検証データとして設置してある水温計の回収を行う。年輪に関して、韓国では韓国海洋研究院の設備を利用して年輪からの試料の採取と微量金属の分析を行い、国内では北海道大学の設備を利用してX線撮影及び同位体の分析を行う。

備考

韓国側共同研究者:Kiseong Hyeong(韓国海洋研究院)

関連する研究課題
  • 0 : 地球環境研究センターにおける研究活動

課題代表者

山野 博哉

  • 生物多様性領域
  • 領域長
  • 博士(理学)
  • 地理学,地学,理学
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