- 予算区分
- BE 環境-循環型社会
- 研究課題コード
- 0810BE006
- 開始/終了年度
- 2008~2010年
- キーワード(日本語)
- バイオエタノール,木質系,キシロース
- キーワード(英語)
- bioethanol, wood-based, xylose
研究概要
低コストで環境に優しいバイオエタノール生産のための技術確立を目指す。亜臨界アルコール・水・酢酸を用いたリグニンの分離と溶解技術、硫酸を避け、セルラーゼおよびキシラナーゼ等を用いた環境負荷の小さい発酵プロセス技術の応用、ゼオライト水透過膜やテフロンやリン脂質を用いた新しいアルコールの濃縮技術等を組み合わせて、適切な条件を検討する。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
廃棄物に係る木質系原料を活用して、リグニン等を抽出した後に得られるセルロースおよびキシロースの酵素または菌による糖化手法の確立(鑪迫)、および、すべての系を通じての最適化検討(鈴木)についてそれぞれ分担研究を行う。
今年度の研究概要
6単糖からエタノールを生成する菌についてはすでに存在しているため、5単糖を分解しエタノールを生成する菌株のスクリーニングを行う。また、脱リグニンおよび糖化において発生する廃液に関する適切な処理方法、再利用の可能性、環境負荷の測定方法について検討を行う。
- 関連する研究課題
- 20976 : 重点3ーその他1(3)生態影響試験法の開発及び動向把握
- 20907 : 重点3ー中核1化学物質曝露に関する複合的要因の総合解析による曝露評価
- 0 : 環境リスク研究センターにおける研究活動
課題代表者
鑪迫 典久
担当者
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鈴木 規之企画部