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サンゴ礁共存・共生未来戦略(平成 22年度)
Strategy to establish coral reef science for symbiosis and coexistence

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0812CD008
開始/終了年度
2008~2012年
キーワード(日本語)
サンゴ礁,普及啓発,連携
キーワード(英語)
coral reef, outreach, collaboration

研究概要

サンゴ礁に関して、1) 学際的な研究の連携を進め, 2) フィールド支援体制を整備し, 3) 学術的な成果を社会に適用し, 4) そのための人材を育成する.
計画研究間の連携や共同研究,成果の相互利用を促進し,共同で研究を進めるためのフィールド拠点の支援体制を整備する.学術成果を実際の現場に適用するために,総括班をハブとして,日本サンゴ礁学会の活動を通じて,実際のサンゴ礁の再生を進めるとともに,政府,地方行政機関,NPO,民間,国際機関など様々なセクターと協力して,サンゴ礁と人との共生・共存の技術的・社会的枠組みを作る.

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

平成20 年度は,領域内部の体制を整備し,目標を再確認して具体的な研究内容をすりあわせるとともに,日本サンゴ礁学会との連携をとるため,シンポジウムを開催し,保全委員会を経由して政府機関,NPO,民間,国際機関との連携の仕組みを作る.そのために, 2008 年11 月22~24 日に静岡コンベンションセンターにおいて開催する日本サンゴ礁学会第11 回大会において,研究推進会議を開催するとともに,会員に公開のワークショップ「サンゴ礁共生・共存未来戦略」を開催して,本研究領域について学会員に広く周知して参加を呼びかけるとともに,外部との連携の仕組み作りを始める.
平成21 年度以降は,上記4点を推進する.そのために,毎年4回の研究推進会議を行う.うち1回はサンゴ礁学会開催中(毎年10-11 月)に行い,あわせて会員向けのワークショップと,公開シンポジウムを実施する.成果は,学会の特集号として出版して,研究の進捗状況を広く公開する.また,フィールド支援拠点において,国際ワークショップを順次開催して,それぞれのフィールドに応じた研究と共生・共存策の展開を,現場において議論し,研究展開の触媒とする.
平成22 年度には,助言委による中間評価を受け,後半の研究計画を再検討する機会を設ける.最終年度は,本学術領域の達成度を総括して将来の展開をまとめ,外部評価を受ける.さらに,本研究成果を適用して行った再生の取り組みの効果を評価して,終了後の展開を検討する.また,海外の著名な研究者,行政・NPO 関係者等を招いた公開シンポジウムを開催し研究成果の評価と報告を行うとともに,一般向けの書籍としても成果をまとめて出版する.

今年度の研究概要

年4回の研究推進会議、ニュースレターの発行を行うとともに、サマースクールを開催し人材育成を行う。

備考

研究代表者:茅根 創(東京大学)

課題代表者

山野 博哉

  • 生物多様性領域
  • 領域長
  • 博士(理学)
  • 地理学,地学,理学
portrait

担当者

  • 浪崎 直子