- 予算区分
- AF 奨励
- 研究課題コード
- 0910AF006
- 開始/終了年度
- 2009~2010年
- キーワード(日本語)
- グリーンタイド,アオサ,侵入種,季節変化,東京湾
- キーワード(英語)
- green-tide, Ulva, invasive species, seasonal variation, Tokyo bay
研究概要
世界各地でグリーンタイドが環境・社会問題となっており,日本でも1990年代以降,各地で報告事例が多くなっている。提案者らによる先行調査の結果,東京湾・谷津干潟で発生しているグリーンタイドは侵入種ミナミアオサが最優占種であった。同様に湾内の他のグリーンタイドも侵入種が寄与している可能性がある。そこで湾内複数個所のグリータイド構成種の種別現存量とその季節変化を定量的に調査しミナミアオサの侵入状況およびグリーンタイドへの寄与の推定を目的とする。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
環境・社会問題となっているグリーンタイドを形成する浮遊性アオサ類の種組成と現存量の季節変化を東京湾沿岸域において現地調査および遺伝子解析を通じて把握し,湾内複数地点おける侵入種ミナミアオサ(Ulva ohnoi)の分布およびグリーンタイドへの寄与を推定する。
今年度の研究概要
東京湾内でグリーンタイドの発生が報告されている5地点(谷津干潟,三番瀬,盤洲干潟,富津干潟,横浜海の公園)において,以下の内容を実施する。
・各フィールドにおいて,前年度までに確立したサンプリング手法および種同定法に基づき,アオサ類の種別バイオマスを定量的に評価する。
・航空写真解析およびGPS測量によりグリーンタイド発生面積を推定する。
- 関連する研究課題
- 0 : その他の研究活動