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大気浮遊粒子の化学組成と由来に関する研究(平成 25年度)
Study on chemical composition and source of airborne particles

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
0913AQ004
開始/終了年度
2009~2013年
キーワード(日本語)
大気浮遊粒子,有機指標成分,14C,CMB
キーワード(英語)
airborne particles, organic markers, 14C, CMB

研究概要

自動車や工場などの大規模発生源の排出削減によって,二次生成粒子や自然起源粒子の寄与が増加してきた。しかし二次生成粒子や自然起源粒子の動態や発生源には不明な部分が多い。有機物は,一次粒子・二次粒子の大きな割合を占めるにもかかわらず,その由来や動態の解明が遅れている。本研究では,大気浮遊粒子に含まれる一次・二次有機指標成分,14C,元素,イオンを測定し,ケミカルマスバランス(CMB)法による解析を行い,その由来や環境動態に関する知見を得ることを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

大気浮遊粒子に含まれるレボグルコサンなどの有機指標成分の多成分測定法を開発する。また,EC,TC別14C測定に向け,EC熱分離手法の最適化を行う。そのうえで,大気粒子に含まれる一次・二次有機指標成分,14C,元素,イオンの成分を測定し,CMB法を用いて,その由来や動態を解析する。また,都市や郊外の大気試料や発生源試料を適宜採取し測定・解析する。

今年度の研究概要

(1)誘導体化GC/MSによるレボグルコサンの測定法を確立する。
(2)野焼き実験で採取した試料について,誘導体化GC/MSにより有機指標成分を測定し,残渣の種類や燃焼条件によるレボグルコサンの排出係数の違いを明らかにする。
(3)つくばでの大気中微小粒子の採取,野焼き実態の調査を8月頃まで継続する。
(4)つくばで採取した大気微小粒子中のEC/OCとレボグルコサンを測定する。

外部との連携

共同研究者:齊藤勝美(富士通クオリティ・ラボ・環境センター) 、高橋克行((財) 日本環境衛生センター)

備考

共同研究者: 齊藤勝美(富士通クオリティ・ラボ・環境センター)、高橋克行((財) 日本環境衛生センター)

関連する研究課題

課題代表者

伏見 暁洋

  • 環境リスク・健康領域
    計測化学研究室
  • 主幹研究員
  • 博士(工学)
  • 工学
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担当者