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ヒト脳内定量化を目指した高磁場MRIの高度化(令和 3年度)
Development of quantitation methods in human brain at high field MRI

研究課題コード
2123AV001
開始/終了年度
2021~2023年
キーワード(日本語)
高磁場MRI,ヒト脳,代謝物,定量化,不均一性
キーワード(英語)
high field MRI,human brain,metabolite,quantitation,inhomogeneity

研究概要

本研究では、高磁場MRIを用いたヒト脳内の定量化の実現を目標とする。定量化の対象の一つが、代謝物濃度であり、高磁場MRIは、高感度でピーク分解能の良好な代謝物スペクトルが取得可能である。しかし、感度分布の取得が難しく、濃度算出のための外部標準試料の利用ができなかった。この解決のため、本研究では、「高磁場MRIにおいても均一領域では測定対象間の感度を比較できる」ことを利用する。提案法をヒト用4.7T MRI上に開発、実装し、ファントム実験、ボランティア測定で性能を実証する。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

これまで、ヒト用4.7T MRI上に机上検討し提案してきた方式を開発してきた。本研究では、この方式を用いて健常人ボランティア測定によるヒト脳内代謝物絶対定量測定を試みる。従来法と本方式での定量結果を比較するなどして、本方式の課題を洗い出し、方式のブラッシュアップを行う。高度化した方式を用いて、健常人ボランティア測定を行い、代謝物濃度ベースラインデータを取得する。

今年度の研究概要

提案、開発してきた方式を健常人ボランティアデータに適用し、ヒト脳内代謝物定量化を試みる。この結果、課題を洗い出し、机上検討、方式改良、模擬試料実験を行い、方式のブラッシュアップを行う。

関連する研究課題
  • 25566 : 環境リスク・健康分野(ア先見的・先端的な基礎研究)
  • 25584 : 基盤計測研究(ア先見的・先端的な基礎研究)

課題代表者

渡邉 英宏

  • 企画部
  • フェロー
  • 工学博士(物理工学)
  • 物理学,工学,医学
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