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自然体験に利用されやすい二次的自然の特質に関する都市間比較(令和 3年度)
Understanding the role of secondary nature in nature experiences through cross-city comparisons

予算区分
若手研究
研究課題コード
1821CD008
開始/終了年度
2021~2021年
キーワード(日本語)
生態系サービス,精神的健康,レクリエーション,人と自然の関わり
キーワード(英語)
Ecosystem services,Mental health,Recreation,Human-nature interactions

研究概要

高齢化や孤立化に伴う社会問題が顕在化するなかで,都市住民の心身の健康やその格差に注目が集まっている。他方で、 さらなる人口減少や都市縮退の進展が見込まれる中,量を中心とした緑地計画だけでは十分でないという指摘もある。そこで, 健康改善に資する質を重視した緑地計画論が求められてる。 都市周辺の二次的自然(二次林等)は,こうした質のみならずアクセスの点でも優れた可能性を持つ地域資源であるが,都市住民の自然体験に十分活用されておらず, 管理放棄による生物多様性や生態系サービスへの影響が課題となっている。本研究の目的は,自然体験に利用されやすい二次的自然の特質を都市間比較を踏まえて解明することである。これにより,環境と健康に配慮した地域計画論の発展に貢献する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

ウェブ等での質問票調査に衛星画像解析などの空間解析手法を組み合わせることで、居住地周辺の自然環境の賦存状況と自然体験行動の関係を明らかにする。

今年度の研究概要

新型コロナウィルス感染症の状況を踏まえて、自然体験行動に関する既存データを用いた分析を展開する。

備考

科研費開始年度: 2018

課題代表者

土屋 一彬

  • 社会システム領域
    地球持続性統合評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士(農学)
  • 農学
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