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生態毒性標準に関する基礎基盤研究(令和 3年度)
Fundamental study for standardization of ecotoxicity

研究課題コード
2125AW011
開始/終了年度
2021~2025年
キーワード(日本語)
生態毒性,バイオリソース,ゲノム解析
キーワード(英語)
ecotoxicology,bioresource,genome analysis

研究概要

生態毒性標準チームでは、生態毒性に関する研究の基礎・基盤となるバイオリソース(特に水生生物や水生植物)について、研究支援を目的に系統の飼育・保存・提供を行っている。本研究課題は、バイオリソースの質の向上を目指し、水生生物の継代技術等の開発やゲノム解析によるバイオリソースの付加価値向上などにより、時代の要請に応えたバイオリソースの整備を行うものである。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

現在、継代飼育および分譲を行っている、13生物(水生植物2種、水生甲殻類8種、魚類3種)について段階的にゲノム配列やcDNA等の遺伝子情報を解析することにより(年間2種程度)、バイオリソースの種同定を担保するとともに、リソースの付加価値を高めることで、生態毒性標準株の独自性や先導性を高めることを目的とする。また、現在、分譲を行っている生物種以外で、今後、生態毒性研究または希少種などの観点から重要性を増すであろう新たな生物種の継代飼育法の開発を行う。

今年度の研究概要

水生甲殻類2種程度(セスジユスリカ:Chironomus yoshimatsuiなど)の全ゲノム解析を実施し、取得したデータについては学術誌およびNCBIなどのゲノムデータバンクを介した情報公開を行う。また、脱皮、変態、性分化に関するメカニズム解明のモデル生物となっているアオモンイトトンボの継代飼育法について、より安定的な継代飼育法の開発を試みる。

課題代表者

山岸 隆博

  • 環境リスク・健康領域
    環境リスク科学研究推進室
  • 主任研究員
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担当者