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資源循環領域におけるデータベースの更新・拡張及び国際連携(令和 4年度)
Development of databases on material cycles and waste management through international cooperation

研究課題コード
2125AX148
開始/終了年度
2021~2025年
キーワード(日本語)
資源循環,廃棄物処理,データベース,マテリアルフロー
キーワード(英語)
Material cycles,Waste Management,Database,Material flow

研究概要

研究から副次的に整備される資源及び廃棄物のフロー・ストック、並びに廃棄物管理に関するデータベース群を構築、改良し、国内外に向けて公表する。中長期計画期間前半に、金属フローに関するデータベースを公表する。日本の一般廃棄物データベース、アジア・太平洋地域における開発途上国の都市廃棄物データベースが国内外で広く閲覧、活用されるよう、随時改良する。最終的に、国際機関及び海外研究機関との連携を通じ、データベースを拡張、公表する。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

資源の責任ある利用と廃棄物の適正処理を進めていくうえでは、効果的な施策や取組に結びつける研究を推進させる必要がある。データベースはそのための知的研究基盤となるものであり、第4期中長期目標期間では資源循環・廃棄物分野におけるデータベース(日本の一般廃棄物データベース、開発途上国の都市廃棄物データベース)を整備、公表してきた。第5期中長期目標期間の前半においては、これまでに整備・公開してきたデータベースの更新(新しい年次のデータを追加)及び拡張(新たな地域や分野のデータを追加)を行う。それに加えて、公開してきたデータベースが広く活用されることを目指し、ユーザー・インターフェースを改良してデータの効果的な見せ方を工夫したり、データベースを英語化して国際的・実用的な価値を高める。第5期中長期目標期間の後半においては、アジア国際技術連携推進オフィスを通じて国際機関及び海外研究機関と連携し、データベースの拡張を図る。さらに、関連する研究プロジェクトにおいてデータが収集されるものについては、各研究プロジェクトでのデータ集積を促し、研究プロジェクトとの連携を確保しながら、オープンサイエンスの時代に適合した新たなデータベースの整備、公表を進める。

今年度の研究概要

これまでに構築してきた日本の一般廃棄物データベース、アジア・太平洋地域における開発途上国の都市廃棄物データベースが国内外で広く閲覧、活用されるよう、継続的に改良する。また、消費ベースフットプリントの計測と削減行動を促進する消費者向けデータの整備に着手する。

外部との連携

UN Statistics Division、UN-Habitat、UNEP、JICA、World Bank、Asian Development Bank、University of Leeds (UK), Federal Institute of Aquatic Science and Technology (Switzerland)、Kasetsart University (Thailand)、King Mongkut

課題代表者

河井 紘輔

  • 資源循環領域
    資源循環社会システム研究室
  • 主任研究員
  • 博士(地球環境学)
  • 土木工学,システム工学
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担当者