ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

消費行動分析・生産性分析・サプライチェーン分析を統合した二酸化炭素排出評価(令和 4年度)
Carbon emissions assessment integrating consumption behaviour analysis, productivity analysis and supply chain analysis

研究課題コード
2023CD006
開始/終了年度
2020~2023年
キーワード(日本語)
サプライチェーン,耐久財
キーワード(英語)
supply chains,durables

研究概要

本研究は3つの研究課題を持ち、第一の課題では、自動車の動的離散選択モデルの推定を行い、エコカー補助金制度や車検制度の変更・廃止が自動車の最終需要に付随するライフサイクルCO2排出量に与える影響を推計し、需要政策が温暖化緩和に果たす役割を定量的に明らかにする。第二の研究課題では、日本の自動車製造に不可欠な金属14部門に着目した幅広いクラスのデータ包絡分析を行い、金属生産技術の効率性向上が自動車の最終需要に付随するライフサイクルCO2排出量に与える影響を分析する。第三の研究課題では、第一と第二の課題で明らかになる自動車需要政策に伴う最終需要変化と金属部門の生産効率性向上に伴う中間投入変化を組み込んだ世界多地域産業連関表を求め、需要・技術政策が自動車のライフサイクルCO2排出量に与える影響を推計・考察する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

日本で消費される耐久財(特に、自動車)の動的離散選択モデルの推定を行い、新製品の補助金制度やその他の製品制度(例えば、車検制度等)の導入・変更・廃止が新製品の生産と消費、旧製品の廃棄に与える影響を特定化するだけでなく、特定した動的離散選択モデルから得られる自動車に関する最終需要を世界多地域産業連関モデルに取り入れることによって、需要政策が自動車のライフサイクルCO2排出量に与える影響を推計し、需要政策が温暖化緩和に果たす役割を定量的に明らかにする。

今年度の研究概要

航空機に注目し,その使用年数とライフサイクルを通じた温室効果ガス排出量を考慮し,カーボンニュートラルに向けた排出削減経路について分析を進めた。

外部との連携

九州大学,名古屋大学,早稲田大学,東京工業大学

関連する研究課題

課題代表者

南齋 規介

  • 資源循環領域
  • 領域長
  • 博士(エネルギー科学)
  • システム工学,化学工学
portrait

担当者

  • 鬼頭 みなみ