ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

カーボンニュートラル目標と調和する日本の物質フロー構造の解明(令和 4年度)
Material Flow Structures in Japan in Harmony with a Carbon Neutrality Target

予算区分
資源循環
研究課題コード
2224BA008
開始/終了年度
2022~2024年
キーワード(日本語)
物質フロー,カーボンニュートラル
キーワード(英語)
material flow,carbon neutral

研究概要

本研究の全体目標は、物質のフローとストックの変化に応じたGHG排出量の増減を推計する数理モデルの開発を通じ、2050年カーボンニュートラル(CN)社会と調和する日本の物質フロー構造をシナリオ分析に基づき解明することである。その科学的知見と数値情報の提供により、物質フローの転換を担う多様なステイクホルダーが「CN先導型の循環経済へ移行するための物質フロー管理」を実践することを支援する。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

日本国内の物質フローとストックの変化に応じたGHG排出量の増減を推計する動的最適化モデルを開発し、カーボンニュートラルに向かうGHG排出制約下で利用可能な物質量(物質バジェット)を算定する。さらに、二次資源利用、素材代替、寿命延長等の循環経済オプションによるGHG排出削減効果をモデルに組み込み、物質バジェットへの影響を定量化する。得られる知見を総括し、カーボンニュートラル移行過程における物質フローの転換像を循環経済の進展度に応じて提示する。

今年度の研究概要

本年度は,金属資源を対象にGHG排出量と連動する日本のフロー・ストックモデルの設計と開発,金属資源に関する循環経済オプションデータの収集と整備および日本の物質フローと消費構造との関係をフットプリント分析に基づき同定することを行う。

外部との連携

京都大学,株式会社パシフィックコンサルタンツ

課題代表者

南齋 規介

  • 資源循環領域
  • 領域長
  • 博士(エネルギー科学)
  • システム工学,化学工学
portrait

担当者