- 研究課題コード
- 2222KZ002
- 開始/終了年度
- 2022~2022年
- キーワード(日本語)
- ノンターゲット分析,選択型検出器,精密質量,堆積物
- キーワード(英語)
- non-target analysis,selective detector,accurate mass,sediment
研究概要
包括的二次元ガスクロマトグラフ(GC×GC)と高分解能飛行時間型質量分析計(HRTOFMS)を組み合わせたGC×GC-HRTOFMSによる環境試料ノンターゲット分析は、従来のGC-MSを用いたターゲット分析と比較して各段に多くの情報を得ることが出来るが、未だ課題も多い。これまで、従来の電子イオン化(EI)法での課題を克服すべく、アルゴンによるソフトイオン化法(Arイオン化法)を検討してきた。本年は、これまで開発してきたGC×GC-EI/Arイオン化-HRTOFMSによる環境試料ノンターゲット分析手法に、あらたに電子捕獲検出器(ECD)法の併用を検討し、その効果について考察する。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
環境試料ノンターゲット分析のためのECDの条件検討を行う。ECD法、EI法、Arイオン化法を用いて、愛媛大学es-BANKに保管されていた堆積物コア試料を測定し、有機ハロゲン化合物の網羅的探索を行う。各手法による有機ハロゲン化合物の検出力の評価を行い、環境試料ノンターゲット分析におけるイオン化法併用の効果について評価する。
今年度の研究概要
上記の全体計画にそって、研究を行う。
外部との連携
愛媛大学 沿岸環境科学研究センター 国末 達也 教授
備考
愛媛大学 沿岸環境科学研究センター 共同利用・共同研究拠点「化学汚染・沿岸環境研究拠点」共同研究
- 関連する研究課題
- : 基盤計測研究(ア先見的・先端的な基礎研究)
- : 基盤計測業務(ウ知的研究基盤整備)