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2015年9月29日

子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)富山ユニットセンターにおけるパソコンへのウイルス感染に伴う確認状況について(お知らせ)

(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配布)

平成27年9月29日(火)
国立研究開発法人国立環境研究所
エコチル調査コアセンター
センター長代行:新田 裕史
次長:吉口 進朗
 

環境省総合環境政策局環境保健部
環境安全課環境リスク評価室
室長:針田 哲
室長補佐:永井 香絵
係長:今野 美保

 
 

  平成27年8月5日(水)に報道発表いたしました、エコチル調査で富山県内の調査を担当している富山ユニットセンター(富山大学医学部)においてパソコンがウイルスに感染していたことが確認されたことについて、富山大学から、個人情報流出の可能性の有無に関する、調査結果の報告がありましたので、お知らせいたします。
  外部専門業者の調査結果と富山大学総合情報基盤センターでの調査の結果によればエコチル調査に関連する個人情報流出の事実は確認されず、また、その可能性は極めて低いということでした。
  富山ユニットセンターが担当する調査参加者の方々には、すでに本結果についてお知らせをしています。
  今後も引き続き、環境省及び国立環境研究所は、エコチル調査の信頼回復に向けて再発防止対策を徹底してまいります。

1.エコチル調査の概要

 子どもの健康と環境に関する全国調査(通称:エコチル調査)は、環境中の化学物質などが子どもの健康に与える影響を明らかにするため、全国で10万組の親子に協力いただき実施している長期・大規模な疫学調査です。
 エコチル調査を統括するコアセンター(国立環境研究所)が中心となり、全国15地域の大学等に設置されたユニットセンターと共同で調査を進めています。

2.事案の概要

 8月4日(火)、富山県内の調査を担当している富山ユニットセンターから国立環境研究所に対し、同ユニットセンターにおいて、パソコンがウイルスに感染していたことが確認され、エコチル調査の実施手順では本来エコチル調査専用端末のみで取り扱う規定となっている調査参加者の個人情報が、専用端末以外の当該パソコンに保管されていたことが判明したという事案の連絡がありました。
 個人情報の流出の可能性の有無について、富山大学が調査を行ったところ、外部専門業者の調査結果と学内調査結果からエコチル調査に関連する個人情報流出の事実は確認されず、また、その可能性は極めて低いという報告を受けたとのことです。

3.環境省及び国立環境研究所の対応

 環境省は今回の事業を受けて、8月5日(水)に国立環境研究所及び富山ユニットセンターを含む全国15カ所のユニットセンターに対し、個人情報の管理には引き続き万全を期すよう指示したところです。
 今後も引き続き、環境省及び国立環境研究所は、エコチル調査の信頼回復に向けて再発防止対策を徹底してまいります。