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2015年12月7日

受賞のお知らせ ~ 徐 開欽 室長が第18回日本水処理生物学会論文賞を受賞

概要

受賞者氏名: 徐 開欽(資源循環・廃棄物研究センター)
賞の名称:  第18回日本水処理生物学会論文賞
授賞機関:  日本水処理生物学会
受賞年月日: 2015年11月12日
受賞対象:  有毒藍藻類産生毒Microcystinのコマツナ、キャベツ、クウシンサイ土壌栽培における生育影響および吸収・蓄積特性評価,Japanese Journal of Water Treatment Biology ,50 (1), 15-22,2014

徐 開欽 室長の写真
徐 開欽(資源循環・廃棄物研究センター 環境修復再生技術研究室長)

ひとこと

 この度の受賞論文は、有毒藍藻類が産生Microcystin を含む水を農業灌漑に用いた場合のリスクを明確にするため、コマツナ、キャベツ、クウシンサイに対する出芽、生育の影響と蓄積性についての調査と実験研究を行ったものであり、それぞれ大きな阻害や有意なリスクを導く蓄積がなかったことを示しています。この結果から、食によるヒト健康へのリスクという観点からは灌漑が安全であることを明らかにしており、環境水の農業利用上有用な知見が得られました。

 なお、本研究の成果は、(公財)国際科学振興財団との共同研究で行われたものの一部です。ここに、ご指導いただきました先生方・関係者の皆様に心から深く感謝するとともに、今回の受賞を励みに、今後も一層の精進を重ねて、流域圏の水環境保全再生に少しでも役に立つよう頑張っていきたいと思っています。

リンク

【組織紹介-資源循環・廃棄物研究センター】
http://www.nies.go.jp/sosiki/cycle.html

【研究者紹介ページ-徐 開欽】
http://www.nies.go.jp/researchers/100185.html

【環境儀 NO.16-研究者:村上 正吾/徐 開欽】
長江流域で検証する「流域圏環境管理」のあり方

【バイオ・エコエンジニアリング研究施設(所外実験施設)】
http://web.nies.go.jp/cycle/bioeco/index.html