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2020年12月16日

受賞のお知らせ ~ 中田聡史主任研究員が日本海洋学会より日高論文賞を受賞

概要

受賞者氏名: 中田 聡史(地域環境研究センター)
賞の名称:  日本海洋学会日高論文賞
授賞機関:  日本海洋学会
受賞年月日: 2020年04月01日
受賞対象:  High-resolution surface salinity maps in coastal oceans based on geostationary ocean color images: quantitative analysis of river plume dynamics,Journal of Oceanography ,74 (3), 287-304,2018

ひとこと

このたびは大変栄誉な論文賞をいただきまして、そのことを実感すると共に、関係者みなさまに大変感謝いたします。受賞論文では、世界初の静止海色衛星観測プロダクトから、沿岸海域における高頻度・高分解能の海面塩分場を推定する開発手法を発表しました。ここまで到達できたのも、共同研究者のみならず多くの関係研究機関のみなさまのご助力の賜物であり、本受賞を研究関係者みなさまと共有できたことはとても嬉しく思うばかりです。海面塩分の情報は、内湾域の水環境や海洋生態系の保全の観点から非常に重要です。本推定手法はまだ発展途上ではあるものの、他研究機関との共同研究へと発展しており、具体的には、高解像度日本沿岸海洋予測シミュレーションの海面塩分場の検証研究や、自治体の水産試験場との共同研究により漁場推定研究にも利用されました。これらの研究活動は、関係研究機関の多くの研究者のご協力により成立しており、活動を通じて研究関係者みなさまとの間に強力なネットワークが構築できたと感じております。