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2024年6月13日

受賞のお知らせ~
山田 一夫 フェローがWaste Management SymposiaよりWM2024 Superior Paper Awardを受賞

概要

受賞者氏名: 山田 一夫(福島地域協働研究拠点)
賞の名称:  WM2024 Superior Paper Award
授賞機関:  Waste Management Symposia
受賞年月日: 2024年5月24日
受賞対象:  Attempts to Estimate the Amount of Contamination by Cs and Sr in Cracked Concrete Considering Realistic Contamination Conditions,Proceedings of WM2024 Conference, 24110, 2024

ひび割れたコンクリートへのCs-137の浸透の再現
(福島第一原発タービンピットでの実汚染条件を再現し、模擬汚染水に7日間浸漬した)

ひとこと

オフサイトの放射性Csに汚染した廃棄物の最終処分施設の候補として鉄筋コンクリート製ピットがあります。オンサイトには汚染水で現実に汚染した地下構造物があり、その汚染挙動を予測することはオフサイトの処分施設設計にも直接応用できます。本研究は文科省「英知事業」の一部として実施されたものであり、2017-19年度、2020-2022年度に実施された、東大、北大、名大、JAEA、民間との共同研究の集大成の報告です。本賞は3度目の受賞であり、継続的に成果が評価されています。今後も、同分野の専門家として、オフサイトのコンクリートの実汚染状況の報告、地上構造物の汚染研究などに発展させたいです。