ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方
2018年7月17日

地域環境研究センター

地域環境研究センターは、身近な都市領域からアジアなど広い領域までを“地域”と捉え、多様な視点から環境研究を進めています。
呼吸をし、水を飲み、海や陸からの自然の恵みを享受し、その上で社会生活を営む人間の、
基本的な環境場である「大気・水・土壌」をより良い状態に改善し保全する研究をしています。

研究課題

多重同位体標識窒素化合物(MILNC)による超高精度窒素循環解析

バイオガスによる阻害物除去が可能な新規嫌気処理リアクターの開発

全球スケールにおける反応性窒素影響の統合的把握と将来予測

原子力事故データの総合解析による事故時の有害物質大気中動態評価法の高度化

革新的モデルと観測・室内実験による有機エアロゾルの生成機構と起源の解明

水資源量に基づく乾燥・半乾燥牧草地の利用可能量とその脆弱性の評価

次世代型大気汚染予測システムに向けたプロトタイプの開発

もっと見る

研究成果等

[査読付き 原著論文]
Evapotranspiration simulations in ISIMIP2a—Evaluation of spatio-temporal characteristics with a comprehensive ensemble of independent datasets
発表者:Wartenburger R., Seneviratne S.I., Hirschi M., Chang J., Ciais P., Deryng D., Elliott J., Folberth C., Gosling S.N., Gudmundsson L., Henrot A.-J., Hickler T., Ito A., Khabarov N., Kim H., Leng G., Liu J., Liu X., Masaki Y., Morfopoulos C., Müller C., Schmied H.M., Nishina K.(仁科一哉), Orth R., Pokhrel Y., Pugh T.A.M., Satoh Y., Schaphoff S., Schmid E., Sheffield J., Stacke T., Steinkamp J., Tang Q., Thiery W., Wada Y., Wang X., Weedon G.P., Yang H., Zhou T.
掲載誌:Environmental Research Letters, 13 (075001) (2018)

発表者:村田智吉
掲載誌:自然教育園報告, 49, 31-40 (2018)

[査読付き 原著論文]
Influence of tetramethylammonium hydroxide (TMAH) on the microbial properties of anaerobic granular sludge acclimated to isoplophyl alcohol (IPA) wastewater under psychrophilic conditions
発表者:Danshita T.(段下剛志), Miyaoka Y., Matsuura N., Sumino H., Yamaguchi T., Syutsubo K.(珠坪一晃)
掲載誌:Journal of Environmental Science and Health, Part A (2018)

発表者:Watanabe Mirai.(渡邊未来), Miura S., Hasegawa S., Koshikawa-K.M.(越川昌美), Takamatsu T., Kohzu A.(高津文人), Imai A.(今井章雄),Hayashi S.(林誠二)
掲載誌:Science of the Total Environment, 636, 539-546 (2018)

[その他の誌上発表]
発表者:占部城太郎, 鈴木孝男, 牧野渡, 大槻朝, 金谷弦, 中川雅博, 竹本徳子, 秦範子, 柚原剛
掲載誌:占部城太郎編, 三井物産環境基金2015-2017年度最終報告書「東日本大震災後の干潟生物群集の形成過程:その人為的影響と生態系機能の活用」, 東北大学大学院生命科学研究科群集生態分野, 27p(2018)

センター長挨拶


高見センター長


地域環境研究センター(地域C)は、身近な都市領域からアジアなど広い領域までを“地域”と捉え、多様な視点から環境研究を進めています。

地域Cが対象としている「大気・水・土壌」は、人間も含めた生物が生存するための基本的な環境場です。私たち人間は、呼吸をし、水を飲み、海や陸からの自然の恵みを享受し、その上で社会生活を営んでいます。地域Cでは基本的な環境場である「大気・水・土壌」をより良い状態に改善し保全する研究をしています。

地域Cは大気系2研究室、水・土壌系5研究室から構成されており、大気、海洋、河川・湖沼、土壌、陸域、環境技術など幅広い分野をカバーしています。
しかし最近では、国内の大気汚染に加え、アジアスケールでの越境大気汚染がもたらす大気汚染とその健康影響や、PM2.5に含まれる黒色炭素がもたらす気候変動への影響という、より広い視点での研究も重要になっています。

このような複合的かつ広域の問題に対応するため、地域Cでは国立環境研究所の各センターや国内外の研究機関・関係各所と協力し、環境問題のメカニズムを科学的に明らかする研究に取り組み、より良い環境を創造するため具体的な解決策を提案できるよう研究を進めています。

私の大学時代の恩師が「基礎こそ応用」ということを言われていました。 逆説的言い回しですが、「応用問題の解決には表面的な改良ではなく本質的な理解が重要である」ということだと理解しています。

環境問題の具体的な解決策を目指しつつも、基礎的な研究も大事にして研究をしてゆきたいと思います。