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2019年10月4日

地域環境研究センター

地域環境研究センターは、身近な都市領域からアジアなど広い領域までを“地域”と捉え、多様な視点から環境研究を進めています。
呼吸をし、水を飲み、海や陸からの自然の恵みを享受し、その上で社会生活を営む人間の、
基本的な環境場である「大気・水・土壌」をより良い状態に改善し保全する研究をしています。

研究成果等

[査読付き 原著論文]
Vertical distribution of particle-associated and free-living ammonia-oxidizing archaea in Suruga Bay, a deep coastal embayment of Japan
発表者:Ijichi M., Itoh H.(伊藤萌), Hamasaki K.
掲載誌:Archives of Microbiology, 201, 1141-1146 (2019)

[査読付き 原著論文]
The mitochondrial genome of the gold-ringed cowry Monetaria annulus (Mollusca: Gastropoda: Cypraeidae) determined by whole-genome sequencing
発表者:Fukumori H., Itoh H.(伊藤萌), Irie T.
掲載誌:Mitochondrial DNA Part B Resources, 4 (2), 2305-2307 (2019)

[査読付き 総説・解説]
「里山グリーンインフラ」による気候変動適応:印旛沼流域における谷津の耕作放棄田多面的活用の可能性
発表者:西廣淳, 大槻順朗, 高津文人, 加藤大輝, 小笠原奨悟, 佐竹康孝, 東海林太郎, 長谷川雅美, 近藤昭彦
掲載誌:応用生態工学 (2019)

[その他の誌上発表]
芦崎産ウミニナのミトコンドリアCOI遺伝子配列に基づく分子系統解析
発表者:伊藤萌, 五十嵐健志
掲載誌:伊藤萌,五十嵐健志(*1)(*1むつ市海と森ふれあい体験館)著, 芦崎産ウミニナのミトコンドリアCOI遺伝子配列に基づく分子系統解析, むつ市教育委員会, 2p (2019)

[査読付き 原著論文]
Biological treatment of electronic industry wastewater containing TMAH, MEA and sulfate in an UASB reactor
発表者:Urasaki K., Sumino H., Danshita T., Yamaguchi T., Syutsubo K.(珠坪一晃)
掲載誌:Journal of Environmental Science and Health, Part A, 54 (11), 1109-1115 (2019)

[書籍]
3-17無機粒子の生成
発表者:佐藤圭
掲載誌:大気環境学会編, 大気環境の事典 , 朝倉書店, 168-169 (2019)

発表者:茶谷聡
掲載誌:エアロゾル研究, 34 (2), 73-77 (2019)

発表者:Itahashi S., Yamaji K., Chatani S.(茶谷聡), Hayami H.
掲載誌:Atmoshere, 10 (9), 544 (2019)

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センター長挨拶


高見センター長


地域環境研究センター(地域C)は、身近な都市領域からアジアなど広い領域までを“地域”と捉え、多様な視点から環境研究を進めています。

地域Cが対象としている「大気・水・土壌」は、人間も含めた生物が生存するための基本的な環境場です。私たち人間は、呼吸をし、水を飲み、海や陸からの自然の恵みを享受し、その上で社会生活を営んでいます。地域Cでは基本的な環境場である「大気・水・土壌」をより良い状態に改善し保全する研究をしています。

地域Cは大気系2研究室、水・土壌系5研究室から構成されており、大気、海洋、河川・湖沼、土壌、陸域、環境技術など幅広い分野をカバーしています。
しかし最近では、国内の大気汚染に加え、アジアスケールでの越境大気汚染がもたらす大気汚染とその健康影響や、PM2.5に含まれる黒色炭素がもたらす気候変動への影響という、より広い視点での研究も重要になっています。

このような複合的かつ広域の問題に対応するため、地域Cでは国立環境研究所の各センターや国内外の研究機関・関係各所と協力し、環境問題のメカニズムを科学的に明らかする研究に取り組み、より良い環境を創造するため具体的な解決策を提案できるよう研究を進めています。

私の大学時代の恩師が「基礎こそ応用」ということを言われていました。 逆説的言い回しですが、「応用問題の解決には表面的な改良ではなく本質的な理解が重要である」ということだと理解しています。

環境問題の具体的な解決策を目指しつつも、基礎的な研究も大事にして研究をしてゆきたいと思います。