国立環境研究所へのご支援のお願い
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募集特定寄附金

絶滅の危機に瀕する
野生生物の遺伝資源保存

絶滅危惧種のための
タイムカプセル

絶滅危惧種の細胞(体細胞や生殖細胞)を生きている状態で凍結保存するプロジェクトです。これによって絶滅危惧種の生理機能や遺伝情報を安定的な状態で将来に残すことができます。

今年度の寄附総額
70,000
今年度の寄附件数
3
累計寄附金額
636,000

お知らせ

2023.12.26 「絶滅の危機に瀕する野生生物の遺伝資源保存」のクラウドファンディングは多くのご支援をいただきプロジェクトは成立いたしました。
ありがとうございました。 詳細は こちら
2023.6.22 「絶滅の危機に瀕する野生生物の遺伝資源保存」で新たにクラウドファンディングに挑戦しています。
温かいご支援をよろしくお願いします。 詳細は こちら

活動紹介

絶滅危惧種の細胞・DNAを凍結保存して絶滅の危機に備える!

研究活動

環境試料タイムカプセル棟では、絶滅危惧種の体細胞(皮膚や筋肉などから培養)、生殖細胞(精子、卵子)を液体窒素タンクの中で凍結保存しています。これによって絶滅危惧種の生理学的な機能の特徴や遺伝学的な情報を将来に残すことができます。また、凍結した細胞等は絶滅原因の研究、感染症に関する研究あるいは個体増殖に関する研究に使用することが可能で、絶滅危惧種の保全に役立ちます。
絶滅危惧種の細胞や組織は以下の方法で凍結保存しています。

細胞や組織を凍結保存している液体窒素タンク

細胞や組織を凍結保存している液体窒素タンク

1. 交通事故等で死亡した絶滅危惧種を解剖して臓器を取り出すとともに、病原体の有無を確認します。

受け入れた動物の獣医師による死亡原因の確認

受け入れた動物の獣医師による死亡原因の確認

2. 病原体を持っていないことが分かったら、一部は細胞培養を行います。臓器は細かく切ります。

採取した絶滅危惧種(ヤンバルクイナ)の皮膚片から増えてきた細胞

採取した絶滅危惧種(ヤンバルクイナ)の皮膚片から増えてきた細胞

3. 培養細胞と臓器をチューブに詰めます。

専用チューブに増えた細胞などを入れる様子

専用チューブに増えた細胞などを入れる様子

4. 液体窒素で冷却した長期保存用タンク中で凍結保存します。

専用チューブの液体窒素タンクへの移動

専用チューブの液体窒素タンクへの移動

これまでに約100種約4,000個体の試料を凍結保存しました。この中には、日本産トキの細胞も含まれています。
また、海外、特にアジア地域の関係機関と連携して、アジア地域における絶滅危惧種の細胞保存体制の充実を図っています。

日本産トキ(キン)の皮膚から増えた細胞。

日本産トキ(キン)の皮膚から増えた細胞。日本産のトキは絶滅してしまいましたが、細胞は生きた状態で凍結保存されています。

本プロジェクトの連携機関

本プロジェクトの連携機関

微生物系統保存施設では、絶滅危惧藻類種の保存株や様々な系統で構成されている藻類保存株を液体窒素タンクの中で凍結保存しています。

シャジクモ・ミカヅキモ・ボルボックス

左から、シャジクモ・ミカヅキモ・ボルボックス

凍結保存の困難な保存株は、一定の温度、光条件下で、継代培養保存しています。世界有数の藻類保存機関として、絶滅危惧藻類種約300株を含む3,000株を超える保存株を公開して、国内外の研究者に保存株の分譲を行うとともに、環境研究や基礎、応用研究に重要な培養株の寄託を受け入れています。

寄附金の使途

お寄せいただいた寄附金は、国立環境研究所が行う
下記の業務運営の推進に使用させていただきます。

●国内外の絶滅危惧種の調査費用及び臓器、体細胞、生殖細胞、
DNA等の収集作業

●環境試料タイムカプセル棟及び微生物系統保存施設の維持管理費

各活動状況はこちらから
確認できます

寄附者特典について

絶滅の危機に瀕する野生生物の遺伝資源保存への寄附金額によって、
下記のような特典をご用意させていただいております。過去のイベントはこちら


絶滅の危機に瀕する野生生物の遺伝資源保存専用オリジナルエコバッグ

絶滅の危機に瀕する野生生物の遺伝資源保存専用オリジナルエコバッグ

寄附金額が下記の場合

1,000円~4,999

  • ・お礼状

寄附金額が下記の場合

5,000円~9,999

  • ・お礼状
  • ・寄附者限定エコバッグ

寄附金額が下記の場合

10,000円~29,999

  • ・お礼状
  • ・寄附者限定エコバッグ
  • ・寄附者限定ステッカー

寄附金額が下記の場合

30,000円~

  • ・お礼状
  • ・寄附者限定エコバッグ
  • ・寄付者限定ステッカー
  • ・寄附者限定マグカップ

※ なお、寄付者のみなさまには公開オンラインイベントを優先的にご案内します。
   

気候変動問題に関心をもち、江守先生の分かりやすい語り口の動画やウェビナーなどで理解を深めています。皆様の更なるご発展とご活躍のため、微々たる額ですが寄付させていただきます。

大学院で植物学を専攻している者です。
種生物学会でのポスター発表の中に、太陽光発電導入の影響について研究されているポスターがあったので拝見させていただいたのですが、太陽光発電導入に伴い植物種の絶滅リスクがどの程度あるのかということだけでなく、どのような場所に導入すれば絶滅リスクを抑えることができるか、という2つの側面から論じられていたことに非常に感銘を受けました。
お恥ずかしながら、私個人は「メガソーラー=生物を絶滅に追いやる兵器のごとき建造物」という極端な考えを抱いていたのですが、今回のポスター発表を見て、「絶滅危惧植物やその他在来種への影響を考慮して建築場所を選ぶのであれば、太陽光発電導入による絶滅リスクを抑えることは不可能ではない」と考えを改めるまでに至ることができました。
本寄付は、私自身に新たな知見を与えてくださったことへの感謝の念と、生物の保全に関わる御研究所での研究のさらなる発展を願うものでございます。
額としては些末でございますが、何卒よろしくお願い致します。

どの事業もとても大切な事業だと考えております。わずかながら支援させて頂ければと思います。皆様のご活躍を応援しております。

たくさんの政府が動物の絶滅プログラムではなく保護プログラムは増殖しかないと気付いて欲しい、そして保護プログラムに変換して欲しい。

応援しています

少しでも絶滅危惧種を減らすために一般市民が出来ることを知らせてください

重要なプロジェクトだと思います。頑張ってください。

新聞記事で知りました。未来へ向けた活動を、微力ながら応援いたします。

これ以上、人間のせいで貴重な生物が絶滅しませんように。大変な事でしょうが、頑張ってください。

dnaを残す意味が絶滅手前に来てからでは遅い,もっと早い段階に残しておくべきだ。
1匹になってから言っても遅いのでレッドリスト前のも普通の時から残す行動をすべき

特別な研究の重みを知る方が頑張って下さっていることに感謝です。少しですが、皆様の支援と日本固有の種を守りたい想いです。日々の活動、有難うございます。
(毎日新聞「まいにちわかる」というネット記事から見ました。)

SNSで本活動を知り、地球の未来にとってとても重要な研究であると思いましたので寄付いたします。頑張ってください!

自宅裏庭で西洋蜜蜂巣箱4群と暮らしています。
ミツバチを通してみえてくる「世界」と「環境」の関係を自分なりに感じています、これからの研究発表、楽しみにしています。

いつも日本ミツバチの研究でお世話になっております。

大変な事業のようですが 頑張って下さい。応援しています。