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地球温暖化の影響と適応戦略に関する統合調査:健康影響研究(平成 16年度)
Integrated Survey on Impacts and Adaptation Strategy of Global Warming(IAIASGW): A health risk assessment

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
0206BY530
開始/終了年度
2002~2006年
キーワード(日本語)
地球温暖化,健康リスク評価,死亡リスク,熱中症リスク,感染症リスク,暑熱ストレス評価,災害等のリスク,人口将来予測
キーワード(英語)
GLOBAL WARMING,HEALTH RISK ASSESSMENT,MORTALITY RISK,RISK OF HEAT STROKE,RISK OF INFECTIOUS

研究概要

IPCCの第3次報告において指摘された温暖化による影響と脆弱性評価および適応戦略に関する研究の一環として「健康影響」に関する部分を担当する。現在、我が国における2085年時点の詳細な温度予測が行われており、それを基本とした温暖化の健康インパクトについて予測評価することを主たる目的としている。なお、本研究はWHOの気候変動と健康に関するプロジェクト、同西太平洋支局と協力して進める。

全体計画

H14~15年度は健康リスク評価のための枠組みやデータ収集システムの構築などを行い主要なリスク評価を行う。その後、健康リスク結果を踏まえつつ適応戦略を具体的に検討する。2007年にはIPCCの第4次報告書が予定されており、同作業へのインプットを視野に入れて研究展開。

今年度の研究概要

H15年度の諸研究を継続するほか、RCM20のデータを用いたリスク評価を試みる。また、保健所等のネットを構築し、地域別の脆弱人口やリスクフファクター等の調査を行い、全国レベルのリスク評価を進める。同ネットを通し医療公衆衛生領域の適応策の検討を開始。ヒートアイランド現象対策動向についての情報収集。熱中症モニタリングシステムを東京、川崎と名古屋で開始。また、WHOの会議等に参加するほか、中国との共同研究を継続。

備考

影響プロジェクト全体の研究代表:原沢英夫(国立環境研究所)
所外共同研究者:池田三郎(筑波大学社会工学系)・岩本愛吉(東京大学医学部)・内山巌雄(京都大学大学院工学研究科)・浦島充佳(東京慈恵会医科大学)・階堂武郎(大阪府立看護大学)・柏崎浩((独)国立健康・栄養研究所)・澤田晋一((独)産業医学総合研究所)・須藤千春(名古屋大学大学院医学系研究科)・そうけ島茂(国立保健医療科学院)・高崎智彦((独)国立感染症研究所)・玉城英彦(北海道大学大学院医学系研究科)・都築和代((独)産業技術総合研究所)・等々力英美(琉球大学医学部)・友保洋三(国立病院東京災害医療センター)・原口義座(同上)・本田靖(筑波大学体育科学系)・森田茂穂(帝京大学医学部)・守山正樹(福岡大学医学部)・安藤満(富山国際大学地域学部環境情報ビジネス学科環境系)・岡部信彦(国立感染症研究所感染症情報センター)・平良一彦(琉球大学長寿科学研究プロジェクト,教育学部) 国外共同研究者:金銀龍(中国CDC (Center For Disease Control),環境保健・関連製品安全研究所)

課題代表者

兜 眞徳

担当者