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低炭素型都市づくり施策の効果とその評価に関する研究(平成 20年度)
Study on the strategic urban planning and assessment of low-carbon cities

予算区分
BA 環境-地球推進 Hc-086
研究課題コード
0810BA007
開始/終了年度
2008~2010年
キーワード(日本語)
都市,二酸化炭素,エネルギー,建築物,インフラ
キーワード(英語)
URBAN, CO2, ENERGY, BUILDING, INFRASTRUCTURE

研究概要

具体的な都市(名古屋市および中部圏の中都市、中国・インドのいくつかの都市)を想定し、低炭素社会実現のために導入可能な施策を提示するとともに、それら施策を導入した場合の効果を明らかにする。また、地球温暖化防止計画を策定する自治体の温暖化政策の確立のため、評価手法を体系化し、データベースづくり、解析手法の標準化を行い、削減目標・シナリオ・ロードマップの合意形成・政策運営の方法を示す。サブテーマ2「都市類型とエネルギー消費・GHG排出量の関係に関する研究」を分担する。

研究の性格

  • 主たるもの:技術開発・評価
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

規模(人口、面積等)、自然条件、経済社会条件等で異なる国内外のさまざまな都市・地域を対象に実施された研究をレビューするとともに、建物形状を用いて外皮性能を考慮した、建物用途別のエネルギー消費量推定手法(2次エネルギー換算)の開発を行う(2008年度)。これにもとづき、建物用途別のベースラインに関する知見を収集し、都市環境評価手法に適用する。次に衛星画像等の科学データにより、GIS等でエネルギー消費・GHG排出量などマクロ評価システムの整合性を確認する(2009年度)。さらに、既存スタディの共通項と非共通項を整理し、地域別、季節別、対策オプションの導入可能性など施策の有効性について都市類型別に総体的にまとめ、他都市への適用可能性を検討するとともに、IPCCにおける適応戦略への対応を議論する(2010年度)。

今年度の研究概要

まず、国内外の都市開発プロジェクトにかかる資料を収集し、気候別、都市計画手法別、熱供給手法別に分類する。次に、GIS等による地域別エネルギー消費量推定値のデータ解析を行う。また、主要なエネルギー消費部分について詳細な検討を実施する。さらに、建物形状と外皮性能をもとに、建物用途別エネルギー消費量推定手法を開発する。なお一連の分析は、リモートセンシング、気象モデル(メソスケール+CFD:街区スケール)、大気環境・気象観測・建築環境モニタリングの組み合わせにより実施される。

備考

課題全体の代表者は井村秀文(名古屋大学)。一ノ瀬はサブテーマ2「都市類型とエネルギー消費・GHG排出量の関係に関する研究」の代表者。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

一ノ瀬 俊明

  • 連携推進部
    研究連携・支援室
  • 専門職
  • 博士 (工学) (東京大学)(都市工学専攻論文博士)
  • 土木工学,地理学
portrait

担当者

  • 松本 太
  • Shobhakar DHAKAL
  • 吉田 友紀子