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中国におけるクリマアトラスを通じた都市熱環境配慮型都市開発の実現(平成 20年度)
Realization of urban development considering urban thermal environment based on Klimaatlas in China

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0810CD007
開始/終了年度
2008~2010年
キーワード(日本語)
熱環境,都市計画,中国,クリマアトラス,ワークショップ
キーワード(英語)
THERMAL ENVIRONMENT, URBAN PLANNING, CHINA, KLIMAATLAS, WORKSHOP

研究概要

わが国と体制・制度・自然条件の異なる中国の都市において、制度的有利性に依拠した形での、新たな都市開発の方向性を模索し、その成果をわが国をはじめとする世界各国の都市開発の現場へと還元しようとするものである。よって本研究では、中国の都市を対象としたクリマアトラスワークショップを実施し、都市の熱環境の悪化防止、あるいは改善を実現するような都市計画、さらには都市開発が具体の都市において実現することをめざす。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

中国におけるクリマアトラスワークショップの事例数を確保し、都市熱環境に配慮した都市開発の実現をめざすべく、気候帯など自然背景の異なる6つの都市を選び、半年に一度の頻度で3年間、順にワークショップを開催し、「ヒートアイランド緩和策」を盛り込んだ市街地の整備プランや、都市熱環境に配慮した開発指針、マスタープランなどの提案を行う。また、気象台などのルーチン観測資料を補う形で、現地での比較的空間密度の高い集中観測と、高解像度の数値計算を行う。

今年度の研究概要

ワークショップには関連分野の研究者に加え、政策担当者(市政府および中国共産党地区委員会)、デザイナー、市民など、広範な階層から毎回40名程度が参加することを想定している。対象都市としては、北京(冷帯、沿海地方)、上海(温帯、沿海地方)、重慶(温帯、内陸盆地)、広州(亜熱帯、華南地方)、ウルムチ(乾燥地域、内陸)、昆明(高原、内陸)を選定している。ワークショップの開催と夏季における観測との間隔は最低半年を見ておかなくてはならないため、第1〜2回目のワークショップは、既に主なデータ取得の済んでいる重慶(基盤研究A: 2003-2006)もしくは上海(CREST: 1996-2000)において開催する。

備考

共同研究者:花木啓祐(東京大学),泉岳樹(首都大学東京),平成15〜18年度(2003〜2006年度)科研費にて関連課題を実施。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

一ノ瀬 俊明

  • 連携推進部
    研究連携・支援室
  • 専門職
  • 博士 (工学) (東京大学)(都市工学専攻論文博士)
  • 土木工学,地理学
portrait

担当者

  • 松本 太