- 予算区分
- AP 基盤整備
- 研究課題コード
- 1720AP001
- 開始/終了年度
- 2017~2020年
- キーワード(日本語)
- 環境・資源経済学,フィールド調査,フィールド実験,地理情報システム,エビデンスに基づく政策形成(EBPM)
- キーワード(英語)
- environmental and resource economics,field survey,field experiment,geographic information system,evidence-based policymaking: EBPM
研究概要
環境政策研究に貢献することを目的として、環境・資源経済学におけるデータ収集および分析の手法を研究する。最新の手法の動向を調査し、それら手法の利点と課題を明らかにし、個別の研究対象・環境政策に対する応用を試みる。この過程を通じて、環境政策研究において有用となる経済学的研究手法の開発・改良を目指す。
具体的に研究する手法としては、1)経済学的なフィールド調査手法、2)フィールド実験を用いた環境政策評価手法、3)地理情報システム(GIS)を用いたデータ収集・構築手法、4)計量経済学的な解析手法、5)行動経済学的なデータ収集手法、6)環境評価の手法の6つである。これらを研究し、手法の発展を試み、応用を実践する。
応用例として、日本およびアジア諸国における観光需要、寄付、生態系サービスの評価、農家の作物選択、土地利用、再生可能エネルギーの導入、温室効果ガスの排出削減、燃料の選択、廃棄物の排出などの行動を研究対象とする。
研究の性格
- 主たるもの:政策研究
- 従たるもの:基礎科学研究
全体計画
所内で、ユニット横断的に環境経済学研究を推進するために、外部の専門家を招聘したセミナーの開催、環境経済評価のための調査研究、ワークショップ等の開催を検討する。
研究手法として、1)経済学的なフィールド調査手法、2)フィールド実験を用いた環境政策評価手法、3)地理情報システム(GIS)を用いたデータ収集・構築手法、4)計量経済学的な解析手法、5)行動経済学的なデータ収集方法、6)環境評価の手法について、手法の発展を試み、応用を実践する。
今年度の研究概要
引き続き、EBPMの理論を強化すべく、ビッグデータを用いた経済評価研究を進める。情報通信産業の企業と連携してEC市場における環境政策の効果をRCTのデザインで評価する方法や、リモートセンシングを用いた環境・資源経済学的なデータの解析手法について研究する。また、統計学・計量経済学等による政策評価の手法についての研究も進め、勉強会・セミナー等を実施する。これらに関連して、人文社会科学系の研究倫理委員会の検討も継続する。
外部との連携
東北大学、一橋大学、農林水産政策研究所