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農地景観の変化と気候変動が水田害虫の分布拡大に与える影響:長期データによる検証(令和 3年度)
Impact of change of agricultural landscape and climate change on expansion of rice pests

予算区分
基盤B
研究課題コード
1619CD002
開始/終了年度
2016~2021年
キーワード(日本語)
害虫,耕作放棄
キーワード(英語)
pest,land abandonment

研究概要

害虫の発生予察データを用いて農業生態系の景観構造と気候変動が斑点米カメムシ類の分布や個体数に与える影響を明らかにする。耕作放棄地や牧草地の増加は斑点米カメムシ類の発生源の増加を介して、また気温の上昇は斑点米カメムシ類の世代数や繁殖率の増加を介して、それぞれ個体数の増加や分布拡大を引き起こすと考えられる。これらの仮説を平成15〜27年の東北6県の発生予察データを用いた状態空間モデル等によって検証し、得られたモデルを用いて今後の分布拡大を予測する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

東北地方における斑点米カメムシ類の発生予察データ及びそれに対応した気温、土地利用データを電子化し、位置情報を付加するという形で整備し、モデリングに用いる状態にする。
さらに、シミュレーションモデリングや統計モデリングによって、害虫の分布や世代数と気温、土地利用の関係について予備的な解析を行うことで害虫の動態及び分布拡大に重要な要因をスクリーニングする。それらの知見を用いて、より精緻なモデルを構築する。
構築したモデルを用いて、気候の変化や耕作放棄などの土地利用変化の影響を評価するとともに、今後の分布拡大が生じそうな地域などを予測する。

今年度の研究概要

当月気温はあまり宮城県内のアカスジカスミカメの密度に影響を及ぼしていなかったこと等を受け、他の月や雨量のデータ、先行研究のデータを統合することの影響等をより詳細に検討しつつ、空間自己相関を考慮した斑点米カメムシ密度の状態空間モデルを改良・拡張する。

外部との連携

本研究は中央大学(課題開始時は東京大学)の高田(馬場)まゆら准教授を代表とする研究課題の研究分担者として行うものである。

備考

本研究課題は2020年終了予定であったが研究代表者による繰越申請が認可されたことにより2021年終了予定となった。旧課題コードは1619CD002となる。所内研究分担者の2020年度の配分額は612,000円であり、そのうち397,898円が繰越された。

課題代表者

吉岡 明良

  • 福島地域協働研究拠点
    環境影響評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士(農学)
  • 農学
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