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2011年7月31日

宇宙から地球の息吹を探る
- 炭素循環の解明を目指して

環境儀 NO.41

横田達也/シャミル・マクシュートフ
われわれのミッションは、大気科学や炭素循環の研究に役立ててもらえるように、温室効果ガスに関する質の高いデータを国内外の研究者の方々に提供するとともに、自らも活用して研究を進めることです。

 GOSATプロジェクトとは、環境省、国立環境研究所、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の三者が共同して、人工衛星を使って宇宙から地球上の主要な温室効果ガスである二酸化炭素とメタンの濃度を5年以上にわたって観測するという壮大な計画です。

 GOSATはGreenhouse gases Observing SATellite(温室効果ガス観測技術衛星)の略で、愛称は「いぶき」です。2009年1月23日にJAXA種子島宇宙センターから打ち上げられ、約100分かけて地球を一周し、3日間で地球全体を観測して、収集したデータを地球上に送っています。人工衛星を使った温室効果ガスのデータ収集を目指したミッションは、欧州やアメリカでも計画されていますが、衛星はまだ打ち上げられていません。したがって、現時点ではGOSATが温室効果ガスを主目的として観測している世界でただ1つの人工衛星です。

 GOSATが送り続ける膨大なデータを国立環境研究所とJAXAが協力して解析し地球上の二酸化炭素やメタンのカラム平均濃度などのプロダクトを公表しています。また、GOSATデータを利用した地球上の二酸化炭素の月別吸収・排出量分布がまさに出されようとしています。今号では、このプロジェクトを担当されているGOSATプロジェクトリーダーの横田達也さんと、GOSATプロジェクトサブリーダーのシャミル・マクシュートフさんにお話をうかがいました。


本研究に関する成果の一部は以下のURLで紹介されています。

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