- 予算区分
- BY 環境-委託請負
- 研究課題コード
- 1919BY019
- 開始/終了年度
- 2019~2019年
- キーワード(日本語)
- 女性ホルモン,抗男性ホルモン,甲状腺ホルモン,幼若ホルモン,脱皮ホルモン
- キーワード(英語)
- estrogens,antiandrogens,thyroid hormones,juvenile hormones,ecdysones
研究概要
環境省では、平成28年6月に「化学物質の内分泌かく乱作用に関する今後の対応— EXTEND2016 —」を取りまとめ、EXTEND2010(平成22年7月取りまとめ)における取組の成果と課題を踏まえ、作用・影響の評価及び試験法の開発や環境中濃度の実態把握及びばく露の評価、リスク評価及びリスク管理、化学物質の内分泌かく乱作用に関する知見収集ならびに国際協力及び情報発信の推進、といった具体的方針を掲げている。
このため、まだ十分確立されていない試験法について、引き続き開発を進める必要があるとともに、OECD 等で進められている試験法確立に今後も積極的に協力し、国際的な貢献を行う必要がある。
本業務は、これらを踏まえて、主に魚類、及び無脊椎動物を対象とした各種試験の実施や情報収集、必要な検討を通して、試験法の確立及び影響を評価するため必要な基礎的知見の集積を行い、試験の開発・適正化に向けた取組みを進めるととともに、併せてOECD、日米・日英二国間協等の国際的な取組への貢献に資することを目的として実施するものである。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:行政支援調査・研究
全体計画
幼若メダカを用いて化学物質の抗男性ホルモン様作用を検出するスクリーニング試験法について、OECDガイダンスドキュメント化に向けた取り組みを実施する。また、新たに、メダカを用いた甲状腺ホルモン様作検出手法に関する検討を行う。さらに、魚類胚を用いた内分泌かく乱化学物質検出試験法について検討を開始する。
これまでに試験プロトコール案が作成されているミジンコを用いた化学物質の幼若ホルモン様作用のスクリーニング試験法の開発に向けて、検証試験を実施するとともに、試験法の有効性及び妥当性等について検討する。さらに、化学物質の脱皮ホルモン様作用を検出するための試験法の開発に向けた取り組みを実施する。
その他、関連学会での情報収集や、日米・日英の二国間業務に対して協力を行う。
今年度の研究概要
幼若メダカを用いて化学物質の抗男性ホルモン様作用を検出するスクリーニング試験法について、OECDガイダンスドキュメント化に向けた取り組みを実施する。また、新たに、メダカを用いた甲状腺ホルモン様作検出手法に関する検討を行う。さらに、魚類胚を用いた内分泌かく乱化学物質検出試験法について検討を開始する。
これまでに試験プロトコール案が作成されているミジンコを用いた化学物質の幼若ホルモン様作用のスクリーニング試験法の開発に向けて、検証試験を実施するとともに、試験法の有効性及び妥当性等について検討する。さらに、化学物質の脱皮ホルモン様作用を検出するための試験法の開発に向けた取り組みを実施する。
その他、関連学会での情報収集や、日米・日英の二国間業務に対して協力を行う。
外部との連携
愛媛大学農学部 鑪迫典久教授
横浜市立大学 井口泰泉客員教授