2018年2月28日
新刊紹介
国立環境研究所研究プロジェクト報告 第126号
「環境化学物質の『多世代にわたる後発影響』の機序に関する研究」
環境中の化学物質への曝露による生体影響として、妊娠期曝露の影響がその子やその後の世代の成長後に後発的に顕在化するという現象があることが明らかにされつつあります。そのような現象の主要な原因として、化学物質が「エピジェネティクス」という遺伝子発現制御の仕組みに作用することが考えられています。また生態系の生物においても、エピジェネティクスを介した多世代影響の可能性が考えられています。本報告書では、マウスとミジンコにおいて化学物質の生体および生物影響の新たな側面に関して行った研究の成果をまとめました。
目次
- 化学物質の少量多品種化の問題を考える
-
化学物質の環境汚染を影響オリエンテッドでとらえる
-研究プロジェクト「多種・新規化学物質曝露の包括的把握・網羅的分析手法の開発と環境監視ネットワークへの展開」の紹介- - 最近の大気中PM2.5の起源と稲わら等の野焼きの影響
- 有害化学物質の生体影響評価の現状
- サンプリングの理想と現実
- 木漏れ日便り
-
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第23回締約国会議(COP23)
京都議定書第13回締約国会合(CMP13)
パリ協定第1回締約国会合再開会合(CMA1-2)
参加報告
- 表彰
- 平成29年度補正予算・平成30年度政府予算案における国立環境研究所関係予算の概要
- 編集後記
関連新着情報
表示する記事はありません
関連研究報告書
表示する記事はありません