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2016年12月28日

新刊紹介

環境儀No.63「『世界の屋根』から地球温暖化を探る~青海・チベット草原の炭素収支~」

No.63「「世界の屋根」から地球温暖化を探る~青海・チベット草原の炭素収支~」
研究者:唐 艶鴻

 森林は温暖化の主要因である大気二酸化炭素の吸収源として機能することが期待されています。しかし、森林とほぼ同じ面積を占める草原では、二酸化炭素の吸収能力についてあまり把握されていませんでした。そこで、最も標高の高い青海・チベット草原に注目し、さまざまな角度から温暖化関連の研究を展開してきました。本号では、主に炭素収支に関連する研究成果、そして現在展開している温暖化長期モニタリング研究を紹介します。

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第114号 「化学物質評価・管理イノべーション研究プログラム(重点研究プログラム)平成23~27年度」

SR-114
SR-114-2016

 本報告書は、化学物質の生態リスク評価・管理手法に関する研究、ナノマテリアルの毒性評価手法の開発と安全性評価、化学物質リスク管理の戦略的アプローチに関する研究の3つの研究プロジェクトによって進められてきた研究成果を取りまとめたものです。生態リスクに関する3栄養段階生態リスク評価モデル、カーボンナノチューブ等の生体・生態影響の各種の知見、地域及び全球規模の新たな化学物質動態のモデル解析などの新たな成果により、現在および今後の化学物質管理の推進への貢献が期待されます。

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第115号 「東アジア広域環境研究プログラム(重点研究プログラム)平成23~27年度」

SR-115
SR-115-2016

 本報告書は、東アジアにおける大気・海洋汚染を対象とし、汚染の実態や発生メカニズムの解明や、環境負荷と応答の関係を評価できるシステム構築の研究成果について取りまとめたものです。特に、マルチスケールでかつ多くの媒体を包括する大気・陸域・海洋モデルを連結して東アジアにおける環境を予測し、大気・陸域の汚染防止対策の環境保全に対する効果を定量的に評価した点が、新しい知見と考えられます。

国立環境研究所研究プロジェクト報告 第119号 「小児・次世代環境保健研究プログラム(先導研究プログラム)平成23~27年度」

SR-119
SR-119-2016

 本報告書は、環境要因と子どもの健康との関連性について、健康影響メカニズムを解明することにより疫学知見に生物学的妥当性を与え、また莫大な数の化学物質や健康影響の中から疫学研究で検討すべき対象物質及び影響指標を提案することを目的として実施した研究成果についてまとめたものです。特に、有害な環境因子から、子どもたちと将来の世代の健康を守る政策立案に貢献できるよう、国立環境研究所が中心的機関として実施する大規模疫学研究「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」と連携して、より詳細な発達・免疫影響のメカニズム解明と高度な疫学手法の開発を行いました。

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