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2017年3月31日

PM2.5の観測とシミュレーション
~天気予報のように信頼できる予測を目指して~

環境儀 No.64

精度の高い微小粒子状物質(PM2.5)の 濃度予測モデルを目指して

 1970年代に大気中に存在する粒子のうち、直径およそ7μm以下の粒子(SPM)に対して大気汚染物質としての環境基準が定められました。1990年代になると、より小さな粒子の方が健康に大きな影響を与えることが認識されるようになり、2009年に微小粒子状物質(直径2.5μm以下の粒子、PM2.5)の環境基準が加えられました。しかし、PM2.5の環境基準達成率の低い状況が続いており、大気汚染物質の中では光化学スモッグの原因になる光化学オキシダントと並びPM2.5も重要な課題になっています。一方、2013年に中国で大規模なPM2.5の大気汚染が報告されると、それ以降マスメディアがしばしばPM2.5問題を取り上げるようになり、人々の関心が急激に高まっています。  

 国立環境研究所では1990年代から微小粒子状物質の健康影響についての研究を開始しました。さらに、2001年度からは新たに研究プロジェクトを立ち上げ、PM2.5などの粒子状物質の観測による動態の解明、また、数値シミュレーションによる高濃度現象の理解や予測に取り組んでいます。

 本号では、PM2.5の数値シミュレーションや予測に関する取り組みについて、研究や観測の成果とともに紹介します。

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