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2016年12月14日

第13回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM13)の結果について
(お知らせ)

(筑波研究学園都市記者会配付)

平成28年12月14日(水)
国立研究開発法人国立環境研究所
企 画 部
企画部長: 榑林 茂夫
国際室長: 近藤 美則


 平成28年11月1日(火)~3日(木)に中国雲南省昆明市において、第13回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM13)が開催されました。
 日韓中三カ国環境研究機関長会合(Tripartite Presidents Meeting, TPM)は、日本、韓国、中国における環境研究の一層の推進のため、3カ国の中核的環境研究機関である、国立環境研究所(National Institute for Environmental Studies, NIES、日本)、国立環境科学院(National Institute of Environmental Research, NIER、韓国)、中国環境科学研究院(Chinese Research Academy of Environmental Sciences, CRAES、中国)により、平成16(2004)年に第1回会合(中国・北京)が開催されて以降、毎年開催されています。
 会合では、研究活動についての情報交換、3機関の協力関係を強化する方策等について議論を行いました。また、TPM13のプログラムの一環として、11月2日(水)には、水質汚染対策技術と生態系の健全性に関する国際ワークショップが開催されました。

1.TPM13開催概要

  • 日  程:平成28年11月1日(火)~3日(木)
    11月1日(火)TPM13本会議
    11月2日(水)国際ワークショップ、TPM13共同声明署名式
    11月3日(木)視察(海东湿地, 石林风景区)
  • 場 所: 昆明怡景园度假酒店(Kunming Yijing Garden Resort & Spa Hotel)

2.3機関の出席代表者

日本 国立環境研究所(NIES)   理事長  住 明正
韓国 国立環境科学院(NIER)   院長   朴 辰遠
中国 中国環境科学研究院(CRAES) 副院長  宋 永会

3. 会合の概要

 会合では、研究活動についての情報交換、3機関の協力関係を強化する方策等を議論し、共同声明としてとりまとめました。共同声明のポイントは次のとおりです。

(1)TPMにおける9つの重点研究分野(Priority Research Area, PRA、下記(2)①~⑨)は、引き続き優先的に取り組むべき重要な研究分野として3機関長が特定した研究分野であることを確認するとともに、有害藻類(Harmful Algal Blooms)を淡水汚染のサブPRAとして追加することに合意した。

(2)TPM PRAロードマップ(2015年-2019年)の改訂案に同意するとともに、各PRAの主担当機関(原則1年間)は次の通りとすることを確認した。
CRAES: ①淡水汚染、②都市環境とエコシティ、③化学物質リスク管理
NIES:   ④生物多様性保全、⑤気候変動、⑥災害環境
NIER:   ⑦アジア大気汚染、⑧砂塵嵐(黄砂)、⑨固形廃棄物管理

(3)各国の事情に応じた研究及び技術開発においてwin-winの成果を挙げるべく協力を強化すること、及び共通の環境課題への取り組みにおいてそれぞれの機関の強みを活用すべきことを確認した。

4. 今後の対応

 会議及び現地視察を通じ、湖沼環境の改善及びPM2.5が共通の課題であることが再確認された。このため、湖沼環境保全については、国立環境研究所が分室を設置予定の滋賀県琵琶湖環境科学研究センターと中国側は既に共同研究の実績があることを踏まえ、TPMの下での今後の研究協力の推進を、また、PM2.5については、PRA(「⑦アジア大気汚染」及び「⑨砂塵嵐(黄砂)」)における活動の推進を図ることを目指す。
 国内的には、環境省とも適宜情報交換しつつ、国内研究の推進及び更なる研究体制の発展を図る。

5. その他

次回会合は、平成29年秋につくば市で開催する予定。

問い合せ先

国立研究開発法人国立環境研究所 企画部国際室(担当: 近藤)
  電話:029-850-2434 FAX:029-850-2716
  URL: http://www.nies.go.jp

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