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受賞者氏名 : 倉持秀敏、大迫政浩
受賞年月日 : 2012年2月29日
賞の名称 : Best Paper Award (4th International Conference on Sustainable Energy and Environment)
受賞対象
: Modification of Enzymatic BDF Synthesis by Use of Co-Solvent and Two-Step Reaction towards Fast and High-Yield BDF Production (4th International Conference on Sustainable Energy and Environment, Proceedings, 52-57, 2012)

受賞者からひとこと:

受賞論文では、共溶媒を添加して酵素を用いたバイオディーゼル燃料(BDF)の合成を行い、分子熱力学モデルをによる解析を適用し、共溶媒が酵素の反応活性に与える影響や副生グリセリン相の粘性の変化を定性的に説明できることを報告しました。また、本成果を用いることにより、BDF合成反応を高速化しつつ、副生グリセリンを反応系外へ容易に除去できる可能性を示すことができました。BDF合成技術の向上に加えて、分子熱力学モデルによる解析手法が新規かつ有用な方法として評価されたものと思っています。今後も分子熱力学的モデルから得られる知見を基にバイオ燃料の効率的な製造法を提案し、実証していきたいと思っています。


受賞者氏名 : 児玉圭太
受賞年月日 : 2012年3月30日
賞の名称 : 水産海洋学会奨励賞 (水産海洋学会)
受賞対象
: 活動業績

受賞者からひとこと:

水産海洋学会では、水産海洋学を発展させることを目的として、優れた業績を挙げた40歳未満の若手研究者に奨励賞を授与しています。2011年度には私が実施している「内湾域における底棲魚介類の資源変動機構に関する研究」について奨励賞が授与されました。閉鎖性内湾域である東京湾を研究フィールドとして、底棲魚介類の資源量および種組成の変化をもたらす要因を解明するため、群集および個体群レベルの資源動態と環境因子の関係について研究を実施し多くの知見を得たこと、および資源動態の解明に寄与する新技術開発においても応用性の高い成果を挙げたことについて評価して頂きました。これらの研究は私個人だけで成し得るものではなく、共同研究者や現場調査にご協力頂いている漁業者など多くの方々の支えがあって行うことができます。この場を借りてお世話になっている皆様に御礼申し上げます。奨励賞は若手研究者に対する叱咤激励という意味で授与されるものだと思いますので、今後も着実に研究を進めていく所存です。

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