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2014年12月4日

2013年度(平成25年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について

(環境省記者クラブ、筑波研究学園都市記者会同時配布)

平成26年12月4日(木)
環境省 地球環境局 総務課
 低炭素社会推進室
 室長  瀧口 博明
 係長  亀井 雄
 担当  渡邊 大介
 担当  冨田 翼
独立行政法人国立環境研究所
地球環境研究センター
温室効果ガスインベントリオフィス
マネージャー
野尻 幸宏
 

   環境省と国立環境研究所は、今般、2013年度の我が国の温室効果ガス排出量(速報値)をとりまとめました。2013年度の温室効果ガスの総排出量は13億9,500万トン(二酸化炭素(CO2)換算)で、前年度比1.6%増(2005年度比1.3%増、1990年度比10.6%増)でした。なお、今回の算定から、新たに三ふっ化窒素(NF3)を温室効果ガスとして追加しました。
 

 2013年度の我が国の温室効果ガスの総排出量は、13億9,500万トン(CO2換算)でした。 前年度の総排出量(13億7,300万トン)と比べると、化石燃料消費量の増加により、産業部門及び業務その他部門のエネルギー起源CO2の排出量が増加したことなどから、1.6%(2,200万トン)増加しました。

 また、2005年度の総排出量(13億7,700万トン)と比べると、火力発電の増加による化石燃料消費量の増加により、エネルギー起源CO2の排出量が増加したことや、オゾン層破壊物質からの代替に伴い、冷媒分野からのハイドロフルオロカーボン類(HFCs)の排出量が増加したことなどから、1.3%(1,800万トン)増加しました。

 なお、今回の算定から、新たに三ふっ化窒素(NF3)を温室効果ガスとして追加しました。2013年度のNF3の排出量は140万トン(CO2換算)でした。また、今回の算定から、一部のHFCs、PFCsも、算定の対象に追加しました。

※今回とりまとめた2013年度速報値の算定にあたっては、国連気候変動枠組条約の下で温室効果ガス排出・吸収目録の報告について定めたガイドラインが改訂されたことを受け、対象ガスの追加、排出源の追加、算定方法の変更及び地球温暖化係数の変更を行いました。追加・変更後の算定方法を用いて2012年度以前の排出量も再計算しており、2012年度確定値(2014年4月15日公表)との間で差異が生じています。

※2013年度速報値の算定に用いた各種統計等の年報値について、速報値の算定時点で2013年度の値が未公表のものは2012年度の値を代用しています。また、一部の算定方法については、より正確に排出量を算定できるよう見直しを行っています。このため、今回とりまとめた2013年度速報値と、来年4月に公表予定の2013年度確報値との間で差異が生じる可能性があります。なお、確報値では、森林等による吸収量についても算定、公表する予定です。

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